平成26年1月31日(金)更新
深度350m調査坑道(
試験坑道3
)において実施予定のオーバーパック腐食試験では、図1に示すように、坑道の底盤から試験孔を掘削し、オーバーパックの候補材料のひとつである炭素鋼の腐食(錆)状況を確認します。この試験では、直径30cmのドーナツ型の緩衝材の中心に直径10cmの模擬オーバーパックを設置します。緩衝材は、粘土鉱物であるベントナイトにケイ砂を混ぜた材料(ベントナイト:ケイ砂=7:3)をプレス機で圧縮して製作します(写真1、2)。試験では、写真3に示す緩衝材を12段使用します。
今後は、2月下旬に試験孔を掘削したのち、緩衝材や模擬オーバーパックを設置していく予定です。
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平成26年1月24日(金)更新
350m以深の東立坑掘削時における周辺岩盤への影響をモニタリングするため、350m調査坑道のボーリング孔にマルチ光計測プローブを設置しました。下に示す図および写真は、東立坑の350m以深の掘削に先立って、マルチ光計測プローブを計測用ボーリング孔に挿入している様子(写真1)と、マルチ光計測プローブの設置イメージ図(図1)です。
本件は、1月10日に掲載したトピックス(
マルチ光計測プローブを用いた掘削影響領域の長期モニタリングとその評価の実施について
)の一部として実施しているものです。
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平成26年1月10日(金)更新
深度350m調査坑道において実施予定の人工バリア性能確認試験では、実物大の模擬オーバーパックと緩衝材を直径2.4m、深さ4.2mの試験孔に設置します(
11月29日掲載記事
参照)。今般、この試験孔を掘削するため大口径の掘削機を開発し、開発工場の敷地内に設けた模擬岩盤を対象に掘削機の性能試験を行いました。試験孔の掘削は、まず直径2.4mの筒状の鋼管(ケーシング)を回転させながら掘削・挿入した後(図1)、試験孔内に残った岩盤を掘削機(オーガー)で掘り出します(図2)。動画は、試運転を行っている様子です。
今後は、1月末頃に予定されている深度350m調査坑道(試験坑道4)での本掘削に向けた準備を進めます。
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