平成25年11月22日(金)更新
モニタリング技術開発の一環として、地下施設建設に伴う地下水の水圧などの変化を把握するため、ボーリング孔を用いた長期モニタリングを実施しています。
写真はMPシステムによる水圧観測の様子です。ケーブルウインチに繋げた水圧センサーをボーリング孔内に下して、地下深部の地下水の水圧を調べています。
*1 MPシステムとは…
Multi-Piezometric Logger Systemの略で、一つのボーリング孔内の深さの違う複数の箇所をそれぞれ区切って地下水の水圧・水質を観測できるシステムです。
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平成25年11月1日(金)更新
深度350m調査坑道を掘削する前に、深度250m調査坑道から低アルカリ性の材料を用いた湧水抑制対策(グラウト)を実施しました。この低アルカリ性グラウト材料が坑道周辺の環境に与える影響を調査するために、坑道周辺から地下水を採取して分析します。
地下水採取のために、深度350mの西側調査坑道の側壁から約10mのボーリング孔を掘削し、ボーリング孔に採水のための装置を設置しました。写真は、採水装置をボーリング孔に挿入している様子です。図に示すようにボーリング孔内を3区間に分けてそれぞれの場所から採水し、場所による地下水の成分を分析して、低アルカリ性グラウト材料の影響範囲を確認します。
写真1 採水装置の設置状況
図1 採水装置のイメージ
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