深地層研究計画の状況

調査研究の状況

幌延深地層研究計画は、「地上からの調査研究段階(第1段階)」、「坑道掘削(地下施設建設)時の調査研究段階(第2段階)」、「地下施設での調査研究段階(第3段階)」の3つの段階に分けて進めることとしています。現在は、研究所用地やその周辺において、地下施設の建設、第2段階および第3段階の調査研究を行っています。
このページでは、調査研究の状況をご紹介します。

幌延深地層研究計画について

これまでにご紹介した調査研究の状況

令和8年10月の調査研究の状況

令和8年10月23日(金)更新

幌延国際共同プロジェクト(HIP) 現地合同タスク会合を開催

幌延国際共同プロジェクト(HIP)のタスクA(物質移行試験)、タスクB(処分技術の実証と体系化)およびタスクC(実規模の人工バリアシステム解体試験)の研究進捗やそれに対する議論、地下施設および試験現場の確認を目的として、合同タスク会合を対面/オンラインのハイブリッド形式で開催しました(写真1~4)。実施日時および参加機関と人数の内訳は、以下のとおりです。

日時:令和8年10月14日(水)9:00~17:30
       10月15日(木)9:00~16:00
       10月16日(金)9:00~10:00

対面での参加機関・人数:
 連邦放射性廃棄物機関(BGE、ドイツ) 1名
 韓国原子力研究所(KAERI、韓国) 2名
 韓国原子力環境公団(KORAD、韓国) 5名
 台湾電力公司(Taipower、台湾) 5名
 経済協力開発機構/原子力機関(OECD/NEA) 1名
 原子力発電環境整備機構(NUMO、日本) 10名
 原子力環境整備促進・資金管理センター(RWMC、日本) 6名
 放射性廃棄物管理共同組合(Nagra、スイス) 1名(オブザーバー参加)

この他、オンラインにて、オーストラリア放射性廃棄物機関(ARWA、オーストラリア)、英国地質調査所(BGS、英国)、電力中央研究所(CRIEPI、日本)、BGE、KAERI、Taipower、NUMOから合計20名程度が参加しました。
 本タスク会合では、地下施設の各深度で実施されている原位置試験の様子を確認しながら議論を深めるとともに、試験や数値解析、室内試験の結果や今後の計画などについて、活発な議論を交わしました。

現地合同タスク会合参加者集合写真

写真1 現地合同タスク会合参加者集合写真

採取したコアを用いた地質の説明

写真2 採取したコアを用いた地質の説明

現場確認の様子
(人工バリア性能確認試験の解体試験:350m試験坑道4)

写真3 現場確認の様子
(人工バリア性能確認試験の解体試験:350m試験坑道4)

会合の様子

写真4 会合の様子

令和8年10月23日(金)更新

令和8年度 夏期休暇実習生の受け入れ

日本原子力研究開発機構では、大学および高等専門学校の夏期休暇期間中に、学生に原子力について広く学ぶ機会を提供し、原子力分野の人材育成に資するため、夏期休暇実習生の受け入れを行っています。
 幌延深地層研究センターでは、以下の4つのテーマを設定し、8月31日~9月18日の間に、合計12名(東京大学、東海大学、京都大学、山口大学から各2名、東北大学、筑波大学、富山大学、九州大学から各1名)の学生を受け入れました。
 ・坑道掘削に伴う、坑道周辺の力学・水理等の地質環境調査に関する実習
 ・地質観察による岩盤割れ目の理解と特性評価に関する実習
 ・原位置トレーサー試験に基づく物質移行解析に関する実習
 ・微生物に着目した、堆積岩中の水みちに関する実習
 参加した学生は、坑道の掘削によって生じる周辺岩盤の損傷状態や、岩盤中での物質の移行挙動、地下水の移動などに関する解析や測定、地質観察などの実習に取り組みました(写真1)。また、センター職員による研究内容の紹介や地下研究施設の試験状況の見学なども実施しました(写真2)。これらを通じて、学生が地層処分技術の研究開発に関する理解を深めるとともに、実際の仕事の進め方を体験する機会を提供しました。
 幌延深地層研究センターは、今後も原子力分野の人材育成に取り組んでいきます。

地質観察の実習

写真1 地質観察の実習

地下での研究内容の紹介(500m試験坑道9)

写真2 地下での研究内容の紹介(500m試験坑道9)

令和8年10月23日(金)更新

地下深部環境の解明に向けたボーリングコア掘削を実施

原子力規制庁、東京大学および日本原子力研究開発機構は、地下深部の物質移行に関する科学的・技術的知見を取得することを目的に共同研究を行っています。令和8年9月3日~9月18日に深度140mと深度500mの坑道にて地下深部の環境と物質移行の関係を調べるためのボーリングコア掘削を実施しました(写真1)。本掘削では、良質なコアサンプルを得るために、坑道内で採取した地下水を原位置でろ過した水(無菌無酸素水)を掘削水として使用しました(写真2)。今後は、採取したコアサンプルの分析を進め、断層活動や掘削に伴い坑道周辺に生じた亀裂における微生物の特徴やその生息状況、鉱物分布等の分析を進めます。

ボーリングコア掘削の様子(深度140 mの坑道)

写真1 ボーリングコア掘削の様子(深度140 mの坑道)

坑道内で採取した地下水を原位置でろ過するための装置

写真2 坑道内で採取した地下水を原位置でろ過するための装置

令和8年10月16日(金)更新

地層処分セミナー2026 in Horonobeへの協力

令和8年9月28日(月)から30日(水)に、原子力環境整備促進・資金管理センターが主催する、「地層処分セミナー2026 in Horonobe」が国際交流施設で行われました。
 幌延深地層研究センターからは、セミナーに参加した12名の学生および6名の若手社会人に対して、幌延深地層研究センターで行っている調査研究の概要や地下施設において原位置で行っている研究を紹介しました。
 幌延深地層研究センターは、今後も原子力分野の人材育成に協力していきます。

地下施設での研究紹介の様子

地下施設での研究紹介の様子

地下施設での研究紹介の様子

令和8年10月9日(金)更新

幌延国際共同プロジェクト(HIP) タスクB、Cに関する現地会合

幌延国際共同プロジェクト(HIP)のタスクB(処分技術の実証と体系化)、タスクC(人工バリア性能確認試験の解体試験)に関する現地会合を以下のとおり実施しました。

日時:令和8年9月29日(火)~令和8年9月30日(水)

場所:幌延深地層研究センター研究管理棟、350m試験坑道4、6

参加機関・人数:
 原子力発電環境整備機構(2名)
 原子力環境整備促進・資金管理センター(2名)
 神戸大学(1名)*
 日本原子力研究開発機構(2名)

実施内容:
 350m試験坑道4、6における試験実施状況の確認
 試験の進捗と今後の試験計画に関する意見交換

* 神戸大学はオブザーバーとして参加

350m試験坑道4の現場確認状況

写真 350m試験坑道6の現場確認状況

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