幌延深地層研究計画は、「地上からの調査研究段階(第1段階)」、「坑道掘削(地下施設建設)時の調査研究段階(第2段階)」、「地下施設での調査研究段階(第3段階)」の3つの段階に分けて進めることとしています。現在は、研究所用地やその周辺において、地下施設の建設、第2段階および第3段階の調査研究を行っています。
このページでは、調査研究の状況をご紹介します。
令和8年5月22日(金)更新
350m調査坑道の試験坑道4では、人工バリア性能確認試験を実施しています。この試験では、人工バリアや埋め戻し材周辺で発生する変化(温度、水分、応力、水質等)を調べています。平成27年1月15日からは加熱試験(設定温度約95℃)(平成27年1月16日ホームページ掲載 参照)を開始し、令和3年5月18日からはヒーターを停止し、ヒーターの温度の影響がない状態での減熱試験を開始しています(令和3年6月11日ホームページ掲載 参照)。令和8年度は、地下に埋めた人工バリアや埋め戻し材を取り出して状態を確認する「解体試験」(図)を実施する予定です。
令和8年2月より解体試験に必要なアクセス坑道の整備を進め、令和8年5月15日に整備が完了しました(写真1)。これにより解体試験の準備が整い、令和8年5月18日から整備したアクセス坑道を用いて、埋め戻し材のサンプリング作業を開始しました(写真2)。
図 解体試験のイメージ図
写真1:アクセス坑道の整備の様子(坑道貫通前)
写真2:サンプリングの様子(左:切削、右:サンプリングおよび観察)
令和8年5月15日(金)更新
令和8年3月4日に幌延国際共同プロジェクト(HIP)への参加が決定した韓国原子力環境公団(KORAD)*の参加タスクについて、KORADはタスクA,B,Cのすべてに参画することが5月7日に正式に決定しました。表に5月11日現在の各参加機関の参加タスクの一覧を示します。
表 HIP参加機関および参加タスク(令和8年5月11日現在)
タスクA:物質移行試験
タスクB:処分技術の実証と体系化
タスクC:実規模の人工バリアシステム解体試験
*:韓国原子力環境公団(KORAD:Korea Radioactive Waste Agency)
韓国におけるすべての放射性廃棄物の管理事業の実施を担う唯一の管理公団です。2024年12月に、江原(カンウォン)道太白(テベク)市をジェネリックな地下研究施設サイトの立地自治体として決定し、今後建設を開始する予定です。