耐酸化燃料要素の研究開発

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更なる安全性向上のために、1次冷却設備配管破断による空気侵入事故において、想定をはるかに超える量の空気が侵入した場合においても燃料健全性を保てる耐酸化燃料要素の開発を行っています。SiC/C混合母材を燃料要素に適用することにより、耐酸化性を向上させます。炉心の核熱設計及び燃料設計を行い、成立性を確認しています。また、製造性を確認するための試験も行っています。

耐酸化燃料要素(模擬)の側面及び上面の写真

耐酸化燃料要素(模擬)の側面及び上面の写真

参考文献
橘 幸男、”高温ガス炉の安全性向上のための革新的燃料要素に関する研究,”平成28年度英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業成果報告会資料、(2016).
J. Aihara, M. Goto, Y. Inaba, “Nuclear thermal design of high temperature gas-cooled reactor with SiC/C mixed matrix fuel compacts,”HTR 2016, (2016).