政府の方針
エネルギー基本計画 (令和3年10月22日) 閣議決定
5.2050年を見据えた2030年に向けた政策対応
(8)水素社会実現に向けた取組の抜本強化
「(中略)更なる水素供給コストの低減や大量の水素の効率的製造に向けて、光触媒や、高温ガス炉等の高温熱源を活用した水素製造など、革新的な水素製造技術開発・基礎研究に対する支援も進めていく。」(抜粋)
(12)水素社会実現に向けた取組の抜本強化
➄ 世界の原子力安全の向上や原子力の平和利用に向けた国際協力の推進
「(中略)高速炉、小型モジュール炉、高温ガス炉等の革新的技術の研究開発を進めていくに当たっては、米・英・仏・加等の海外の実証プロジェクトと連携した日本企業の取組への積極的支援により、多様な社会的要請にこたえる選択肢を拡大していく。」(抜粋)
6.2050年カーボンニュートラルの実現に向けた産業・競争・イノベーション政策と一体となった戦略的な技術開発・社会実装等の推進
「(中略)海外動向も踏まえ、海外の開発プロジェクトに高い製造能力を持つ日本企業も連携して参画するとともに、国内においても、水素製造を含めた多様な産業利用が見込まれ、固有の安全性を有する高温ガス炉をはじめ、安全性等に優れた炉の追求など、将来に向けた原子力利用の安全性・信頼性・効率性を抜本的に高める新技術等の開発や人材育成を進める。(中略)2030年までに、民間の創意工夫や知恵を活かしながら、国際連携を活用した高速炉開発の着実な推進、小型モジュール炉技術の国際連携による実証、高温ガス炉における水素製造に係る要素技術確立等を進める(中略)」(抜粋)
成長戦略実行計画(令和3年6月18日)閣議決定
第3章 グリーン分野の成長
1.2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略(3)分野別の課題と対応 ⑦原子力
「原子力は、実用段階にある脱炭素の選択肢である。可能な限り依存度を低減しつつ、国内での着実な安全最優先の再稼働の進展とともに、米・英等で進む次世代革新炉等の開発に、高い製造能力を持つ日本企業も連携して参画し、多様な原子力技術のイノベーションを加速化していく。安全性等に優れた炉の追求など将来に向けた研究開発・人材育成等を推進する。具体的には、2030年までに、国際連携による小型モジュール炉技術の実証、高温ガス炉に係る要素技術確立等を進めるとともに、核融合研究開発を着実に推進する。」(抜粋)
統合イノベーション戦略2021(令和3年6月18日)閣議決定
第2章 Society 5.0 の実現に向けた科学技術・イノベーション政策
1. 国民の安全と安心を確保する持続可能で強靱な社会への変革
(2)地球規模課題の克服に向けた社会変革と非連続なイノベーションの推進 ② 多様なエネルギー源の活用等のための研究開発・実証等の推進
「原子力については、軽水炉の安全性向上技術に加え、高速炉、小型モジュール炉、高温ガス炉等の革新的原子力技術等に係る研究開発や原子力分野における人材育成を進める(中略)」(抜粋)
革新的環境イノベーション戦略(令和2年1月21日)統合イノベーション戦略推進会議決定
I. エネルギー転換
3. 低コストな水素サプライチェーンの構築 ⑦製造:CO2フリー水素製造コスト1/10の実現 <再エネ利用水素製造> 「ISプロセスによる水素製造」
4. 革新的原子力技術/核融合の実現 ⑩安全性等に優れた原子力技術の追求 「高温ガス炉」
パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略(令和元年6月11日)閣議決定
第3章:重点的に取り組む横断的施策 第1節:イノベーションの推進 I.技術のイノベーション
2. 施策の方向性(4)個別分野における実用化に向けた課題の見える化
③水素 〇水素に関連する技術の例・製造技術「太陽熱・産業排熱等を用いた熱化学水素製造(ISプロセス)」
⑤原子力 〇原子力に関連する技術の例「高温ガス炉」
水素・燃料電池戦略ロードマップ(平成31年3月12日)水素・燃料電池戦略協議会/経産省
第2章 水素基本戦略の実行に向けた各論
2-3. 技術開発の推進・国民理解(1)革新的技術開発 <アクションプラン>【製造】
「化石エネルギー資源や太陽光等の既に水素製造に活用されているエネルギー資源だけでなく、高温地熱や海洋エネルギー、宇宙太陽光、高温ガス炉など、水素製造に活用し得る革新的な技術の活用も含めて、あらゆる可能性を検討していく。」(抜粋)