環境負荷低減への取り組み


 地球規模で企業活動に伴う環境への負荷低減についての関心が高まる中、人形峠環境技術センターは「質」の高い環境活動を行うことを目的として2000年にISO14001環境マネジメントシステムの認証を取得し、システムの向上を継続してきました。2009年2月、このISO14001環境マネジメントシステムの有効性を更に高めるため、自主的・自己責任のもと、行動し、効果を引き出す「自己適合宣言」を行いました。構築した環境マネジメントシステムの維持、改善により真摯に取り組むとともに、放射線管理、省エネ、省資源等をはじめ、より広範な環境活動(Ecolgy Action)を地域に根差した活動として進めてまいります。


原子力機構の環境報告書はこちら。



環境マネジメントシステム(ISO14001)の自己宣言の経緯について

 人形峠環境技術センターでは、平成12年2月9日に外部認証登録機関の環境マネジメントシステム(ISO14001)の認証を取得し、3年ごとの更新審査、毎年の維持審査を受審してきました。
 認証取得から9年が経過し、平成21年2月9日に環境マネジメントシステムによる活動の有効性を更に高めるため、自ら行動し、効果を引き出す自己宣言に移行することを決めました。なお、内部監査においては、内部監査員の能力を維持するため、外部の技術専門家(環境主任審査員)に3年間にわたり内部監査への立会をお願いしていました。
 自己宣言から3年が経過し、毎年システム維持に問題がないとの証明を頂いてきましたので、組織外部の者による内部監査への立会検証を取止め、自らが規格との適合を決定し、宣言することとしました。
 平成26年1月20日〜平成26年1月29日に内部監査を実施し、内部監査の結果、総括監査チームリーダから自己宣言の継続が妥当であると表明されました。
 平成26年2月28日に開催しました所内の業務品質保証推進委員会において、「自己宣言」について審議し、人形峠環境技術センター所長(委員長)より「自己適合宣言」の決定がなされました。自己宣言の決定に基づき、「環境マネジメントシステム自己適合宣言書」を発行することとしました。
 人形峠環境技術センターは、ISO14001認証登録(平成12年2月10日認証取得)から、ISO14001-2004規格適合事業所として「自己宣言」し、今後とも環境マネジメントシステム活動を積極的に推進し、継続的な環境改善に努めてまいります。
自己宣言日  :平成21年2月 9日(適合宣言番号:E人形01)
宣言書発行日 :平成26年2月28日(適合宣言番号:E人形03)
適用規格   :JIS Q (ISO) 14001:2004
適用範囲   :全組織におけるウラン濃縮の技術開発、施設・設備の解体、除染、減容化技術開発及びウラン探鉱、採鉱に使用してきた関連施設(敷地外の捨石堆積場も含む)、並びに常駐企業の事務所

【補足説明】「自己宣言」について
「自己宣言」とは、ISO14001-2004規格で認められた方法で、規格との適合を外部認証登録機関(第三者監査)が行うのではなく、自らが規格との適合を確認し、宣言するものです。自己宣言の手法は、内部監査により自己決定/自己宣言(第一者監査)、利害関係者による適合の確認(第二者監査)、組織外部の人による内部監査の確認(第二者監査)があります。