安全衛生管理実施計画
令和7年度 安全衛生管理実施計画
人形峠環境技術センターの安全衛生管理に係る活動に当たっては、令和6年度の事故・トラブル等に係る安全管理の状況から得られた教訓や原子力に対する期待が高まっている現状を認識し、理事長が定めた「安全衛生管理基本方針」及び「安全衛生管理基本方針の解説」に沿って、安全確保の徹底と継続的な改善に取り組みます。
従業員一人ひとりが高度な注意義務を負っていることを自覚し、事故・トラブルを防止するため、作業においては、過去の事故・トラブルの教訓や高齢化社会であることを踏まえて、従業員一人ひとりが基本に立ち戻って基本動作を徹底いたします。
さらに、想像力を働かせてリスクの影響度を分析したホールドポイントの設定及びCAP活動で得られた情報に迅速に対応していきます。
これらの取り組みの継続により、安全意識の向上を図るとともに、安全文化の育成及び維持に努めていきます。
なお、これらの実施に当たっては、各部署で計画を具体化した上で展開し、総括を行うとともに、理事長マネジメントレビューの結果等を踏まえて、継続的な改善に取り組みます。
(1)安全確保を最優先といたします。
・上級管理者(所長、部長)による安全確保への取組を強化(安全意識の表明と率先垂範、課題の把握と処
置に係る方針決定及び処置状況確認・指導、力量管理の徹底)します。
・現場を重視(三現主義)し、現場力(現場が自らの意思で進化しようとする力)の強化のための課長クラ
スを中心としたミドルアップダウン活動を推進します。
・初心者、ベテランを問わず全ての従業員一人ひとりが基本に立ち戻って、リスクに対する感受性を高め、
リスクの低減と不安全行為の撲滅を目指した保安活動を推進します。
・全ての従業員が、高度な注意義務を負っていることを自覚し、リスク発生時の対策をあらかじめ想定する
ことによる先手のリスクマネジメントにより、影響の最小化及び対応の迅速化を図ります。
・安全確保を最優先に資源を重点的に投入します。
(2)法令及びルール(自ら決めたことや社会との約束)を守ります。
・自らの業務に関連する法令及びルールを把握し、規律ある職場づくりを推進します。
・規則、要領(マニュアル)等について、関連する法令等への適合性の確保、実行性の確認及び必要な改善を
行います。
・コンプライアンス意識向上のための教育を徹底します。
(3)情報共有及び相互理解に、不断に取り組みます。
・経営層、上級管理者(所長、部長)等と現場の課題等の情報共有及び相互理解を推進します。
・仲間を尊重し、風通しの良い職場環境をつくります。
・速やかな「報告、連絡、相談」(普段と違う状況、課題、改善事項等)を徹底します。
・請負企業との協働による保安活動に取り組みます。
(4)健康管理の充実と労働衛生活動に積極的に取り組みます。
・心身両面にわたる健康管理を推進します。
・過重労働による健康障害の防止対策を徹底します。
・「快適職場づくり」を目指した活動を推進します。