六フッ化ウランの有効利用


 人形峠センターでは、減損ウランを中心として六フッ化ウランを安全に保管(貯蔵)しています。
 六フッ化ウラン(UF6)は、ウランとフッ素の化合物で、常温・大気圧では白色の固体ですが、空気中の水分と反応してフッ化水素(毒物)を発生させること から、シリンダという鋼鉄製の保管容器で厳重に管理しています。
 このため人形峠センターでは、平成30年度から有効利用に係る調査検討に取り組んでいます。
 なお、減損ウランとは、原子力発電に使われる濃縮ウラン(燃えるウラン235 の割合を高めたもの)を作ったあとに残ったウラン(ウラン235の割合が低くなったもの)のことを言います。「劣化ウラン」とも呼ばれます。


ウラン濃縮原型プラントにおけるシリンダ保管状況