工程内滞留ウランの回収


 ウラン濃縮施設のプラント機器には、長期間の運転により固体のウラン化合物(滞留ウラン)が付着しています。
 そのため、施設の解体に先立ち、これらの滞留ウラン(主にUF4)を回収する技術開発を平成8年度から開始しました。滞留ウランの除去・回収は、七フッ化ヨウ素(IF7)ガスを機器内に循環させることにより、これら滞留ウランを再度ガス化し、六フッ化ウラン(UF6)ガスとして回収する仕組みです。
 その成果をもとにウラン濃縮原型プラントで滞留ウランの除去・回収を実施、平成28年度までに殆どの滞留ウランを回収しました。