Madoka KOIZUMI
Administrative Staff
Organization for Economic Co-operation and Development/ Nuclear Energy Agency(OECD/NEA)
※取材時点の所属及び組織名称
OECD/NEAは、33の加盟国が原子力エネルギーを平和目的として利用するに当たり、経済性・安全性・環境性の実現に必要な科学・技術や法体系を維持・発展させるために、国際協力を通じて各国を支援している政府間組織です。私は現在、NEAの発行するレポート等をより多くの方々にお届けするための広報・渉外業務等に携わっています。例えば、出版イベントを企画・開催していく業務では、そのレポートが社会に与え得るインパクトをメンバーで議論し、適切な時期や手法を設定します。
様々な国々から集うスタッフは、ライフスタイル・思考・個性の違いを互いに認め合い、日本だと意識せずにはいられない「生活との両立」もあまり問題にはならず、メリハリのきいた働き方が実現できています。公私共に故郷が恋しくなることもありますが「ピンチはチャンス」と捉え、困難を乗り越える力を身に付けられたらと願っています。
日本人同士の「阿吽の呼吸」が存在せず、各人の役割と進捗を言葉に出し入念に確認していく作業は苦労を伴う一方、予想だにしない意見を交し合う日々に刺激を受けています。NEAの枠組みで国際協力に参画するJAEAでの経験が活かされつつも、国際機関という立ち位置の違いにより、幅広い視野と大きな時間軸を意識しながら原子力を違った切り口で捉えることは、実に興味深いと感じています。