原子力機構は、原子力留学制度*1や国際機関等への派遣制度*2を拡充させることにより、国際的な視野を身に付けた若手職員の育成に取り組んでいます。
原子力留学制度や国際機関等への派遣制度の他にも国内外における様々な研修*3を拡充し、外国語によるプレゼンテーションやディスカッション等の実用的なスキルを身に付けることにより、国際的視点を持った世界的に活躍できる職員の育成に力を入れています。
Hiromasa NAKAYAMA
Researcher
Eidgenössische Technische Hochschule
※取材時点の所属及び組織名称
担当業務は建物スケールにおいて詳細に大気拡散予測の行えるシミュレーションモデルの開発でした。
局地気象現象の数値モデリング技術において世界的に定評のあるスイス連邦工科大学ローザンヌ校(École Polytechnique Fédérale de Lausanne)の風工学・再生可能エネルギー研究所に1年間滞在しました。
スイス各地で行われるワイン・チーズの収穫祭に参加し、スイス文化を思いっきり堪能してリフレッシュしました。
担当業務に関し、一年後には様々な気象状況下でも的確に大気拡散予測が行えるモデルに高度化することができました。
EPFLは国際色豊かで教員・学生の半数以上は外国籍であることから、議論はいつも英語でした。最初はとっさの質問に対して上手く回答できないことが多かったのですが、自分の考えを事前に英語でまとめるようにしたところ、徐々に円滑な議論ができるようになりました。公共の場では英語があまり通じないことが多く苦労しましたが、身振り手振りで自分の言いたいことを表現し、徐々に意思疎通ができるようになりました。