ワシントン事務所での事務職業務は、現地の原子力動向に関する情報収集、DOE（米国エネルギー省）等関連機関との連携を強化するためのシンポジウム開催、出張者の支援の他、事務所運営に関わる予算管理、契約等の事務処理まで多岐に渡ります。小さな事務所とは言え、幅広い事務をこなすことになります。

言わずと知れた政治都市ワシントン。昼間は素っ気ないオフィス街ですが、退勤する頃にはHappy Hourでビール片手にソーシャライジングする人や、ランニングする人など、仕事を終えた解放感が街に溢れ、雰囲気は一変します。ON/OFFのメリハリやOFFの充実を仕事への活力に還元するという意識は見倣って今後も持ち続けたいと思います。

米国の原子力という私にとって全く新たな世界は、原子力研究開発、原子力産業を捉える上での新たな視点を与えてくれました。私は主に予算面での情報収集を行っていましたが、折しも2016年大統領選挙の時期、熾烈な選挙戦から劇的な選挙結果、その後の混乱や国民の反応を肌で感じられたことも得がたい経験でした。