原子力機構は、原子力留学制度*1や国際機関等への派遣制度*2を拡充させることにより、国際的な視野を身に付けた若手職員の育成に取り組んでいます。
原子力留学制度や国際機関等への派遣制度の他にも国内外における様々な研修*3を拡充し、外国語によるプレゼンテーションやディスカッション等の実用的なスキルを身に付けることにより、国際的視点を持った世界的に活躍できる職員の育成に力を入れています。
Akiyuki SEKI
Researcher
Lawrence Berkeley National Laboratory
※取材時点の所属及び組織名称
ローレンス・バークレー国立研究所(LBNL)が研究している最先端の地質統計手法を、JAEAが測定・収集した環境モニタリングデータに適用し、福島復興につながる新たな情報を抽出する研究を進めました。具体的には、1F事故後に測定された異なる特徴を持つ空間線量率測定の結果を開発した統計手法で統合することによって、より高精度・高解像度な空間線量率マップを作成しました。
量が多い米国の食事で太らないように、英語学校やシェアハウスのメンバーと定期的にサッカーやフットサルをしていました。また、近くに有名なカリフォルニアワインの産地があったので、時間があるときはワイナリーを巡りました。
留学中に作成した統合マップは、帰還予定住人の被ばく線量の推定や除染効果の見積もりなどに広く活用される予定です。
LBNLには米国だけでなく、海外からの研究者も多く集まっており、研究に対する姿勢や進め方など大変刺激を受けました。また、様々な分野の日本人研究者がすぐ近くのCalifornia大学Berkeley校に集まっていたので、その方々と交流できたことも貴重な経験でした。