地域への協力


鏡野町妖精の森ガラス美術館への協力
 妖精の森ガラス美術館では、ガラスに極微量のウランを添加し、紫外線を当てることにより幻想的な色合いに輝くウランガラス製品を製作しています。人形峠環境技術センターでは、過去に人形峠で採掘した国産ウランを原料として供給しています。国産のウランを用いてウランガラスを製作しているのは、国内ではここだけです。


ウランガラス



上齋原スペースガードセンター運営への協力
 人形峠環境技術センターの構内には、上齋原スペースガードセンターと呼ばれる施設があります。この施設は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が運用する施設で、「宇宙デブリ」と呼ばれる地球の周りに漂う宇宙のゴミを観測する施設です。宇宙のごみは有人宇宙活動が本格化する時代には、大きな危険をもたらすものと考えられています。このため、上齋原スペースガードセンターでは、地上から650km上空の距離にある直径1.6m程度の物体を検出できるレーダー設備で常時上空を監視してきました。2021年10月現在、今よりも小さい物体を観測できるよう観測能力向上を目指し、地上から650km上空の距離にある直径10cm程度の物体を検出できる新たなレーダー設備の整備を進めており、2023年度からの本格運用を目指しています。人形峠環境技術センターは、この運営に必要な協力を行っています。
 参考:JAXA公開HP https://www.jaxa.jp/projects/ssa/index_j.html          
                              https://track.sfo.jaxa.jp/business_overview/busi_over05.html


上齋原スペースガードセンター外観