当センターは、レーザー光を用いた同種材・異種材溶接技術の高度化研究を行っています。
レーザーによる同種材・異種材溶接技術の高度化に関する研究開発
同種材・異種材に対するレーザー溶接実験をはじめ、溶接現象解明に向けた高速度カメラでの現象観察や、高輝度放射光X線(SPring-8)を用いた残留応力※測定などを実施し、レーザー溶融・凝固計算コードを用いた溶融金属の対流現象や冷却過程などを評価することにより、レーザー溶接技術の高度化を図るための研究開発を行っています。
※残留応力とは・・・
溶接後などにおいて、金属内部に生じる単位面積あたりの力(応力)。
溶接加熱後の冷却過程において、溶けた金属が冷えて固まっていく段階で溶接部近傍に応力が生じ、これが原因となってき裂の発生や破損に至る可能性があることから、定量的な評価を行い低減させることが重要となる。