国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(原子力機構)は、2025年10月に設立20周年を迎えます。
これもひとえに、関係者の皆様のご理解とご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。
原子力機構は2005年の発足以来、原子力の総合的な研究開発機関として、原子力を支える基礎基盤研究、福島第一原子力発電所事故の対処に係る研究開発、高速炉・高温ガス炉といった次世代革新炉の開発、原子力施設の廃止措置及び放射性廃棄物の処理・処分に関する研究開発など多岐にわたる分野で取り組んでまいりました。
特に近年、低資源・高効率な脱炭素社会の実現に向けて原子力を最大限活用するという大きな流れができつつあります。原子力を巡る大きな環境変化に対応すべく、 原子力機構では、今後目指すべき研究開発の方向性を「『ニュークリア×リニューアブル』で拓く新しい未来」というビジョンにまとめました。
原子力機構では、原子力の価値を最大化するために、工業地帯を脱炭素化する有力な選択肢として期待される高温ガス炉を通じた水素製造や再生可能エネルギーにより得られた電気を効率的に蓄電するために、ほぼ無期限の耐久性を有するウラン・レドックス・フロー電池の開発など新しいテーマにチャレンジしています。
20年の歩みを礎に、新たな時代に向けて、原子力機構はさらなる飛躍を遂げるべく邁進いたします。
引き続き、皆様のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
理事長 小口 正範
20周年を記念するロゴマークは、従業員を対象にした公募で選ばれました。
ロゴの中⼼には原⼦のモデルを配置し、JAEAの研究開発の核となる“原⼦”の重要性を象徴しています。
また、全体の配⾊にはJAEAのロゴマークと同じカラーパレットを使⽤し、創造性‧誠実さを表現するとともに、JAEAの⼀貫したブランドイメージを継承しています。
今後、さらに「これまでの歩み」や「20周年動画」などを順次公開予定です。
最新情報はX(@jaea_japan)でも発信していきますので、ぜひご確認ください。