深地層研究計画の状況

令和元年12月の調査研究の状況

令和元年12月27日(金)更新

幌延深地層研究センターにおける地震観測【訂正】
(令和元年12月12日 宗谷地方北部で発生した地震)

令和元年12月12日に北海道宗谷地方北部で発生した地震の観測結果を令和元年12月13日にホームページに掲載しましたが、図の表示に一部誤りがありましたので、訂正いたします。

<訂正内容>
図1~3の上段 (誤)東西方向成分→(正)南北方向成分
図1~3の中段 (誤)南北方向成分→(正)東西方向成分


幌延深地層研究センターでは、深度250m調査坑道、深度350m調査坑道及び地表部(西立坑アクセスルーム)に地震計を設置し、観測をしています(平成27年7月17日ホームページ掲載平成27年10月30日ホームページ掲載平成28年2月26日ホームページ掲載 参照)。
 令和元年12月12日(木)午前1時9分頃、北海道宗谷地方北部を震源とする地震が発生しました。この地震の震源の深さは約10km,規模(マグニチュード)は4.5と推定されており、豊富町で震度5弱、幌延町で震度4が観測されました。
 当センターにおいてもこの地震を観測しました。観測結果として、地表部、深度250m調査坑道および深度350m調査坑道で取得した東西方向、南北方向、鉛直方向の地震波形を図1~3に示します。

地表部に設置した地震計で取得した地震波形

図1 地表部に設置した地震計で取得した地震波形

深度250m調査坑道に設置した地震計で取得した地震波形

図2 深度250m調査坑道に設置した地震計で取得した地震波形

深度350m調査坑道に設置した地震計で取得した地震波形

図3 深度350m調査坑道に設置した地震計で取得した地震波形

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令和元年12月20日(金)更新

幌延地圏環境研究所との研究交流会を開催

幌延深地層研究センターでは、幌延地圏環境研究所(H-RISE)との研究協力の一環として、研究成果に関する意見交換を目的とした研究交流会を平成16年度から開催しています。12月11日(水)に、幌延深地層研究センター国際交流施設において、第26回目となる研究交流会を開催しました(写真1)。
 幌延深地層研究センターからは、地下深部環境における堆積岩中のセレンの存在形態に関する研究、人工バリア性能確認試験における緩衝材の膨出量の計測に関する発表を行い、H-RISEからは、地下環境を利用したバイオメタン鉱床造成のための調査結果、微生物培養試験計画および長期間にわたるモニタリングの概要等について発表がありました。また、発表と併せて、各機関の研究について意見交換を行いました。

研究交流会の様子

写真1 研究交流会の様子

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令和元年12月13日(金)更新

幌延深地層研究センターにおける地震観測
(令和元年12月12日 宗谷地方北部で発生した地震)

幌延深地層研究センターでは、深度250m調査坑道、深度350m調査坑道及び地表部(西立坑アクセスルーム)に地震計を設置し、観測をしています(平成27年7月17日ホームページ掲載平成27年10月30日ホームページ掲載平成28年2月26日ホームページ掲載 参照)。
 令和元年12月12日(木)午前1時9分頃、北海道宗谷地方北部を震源とする地震が発生しました。この地震の震源の深さは約10km,規模(マグニチュード)は4.5と推定されており、豊富町で震度5弱、幌延町で震度4が観測されました。
 当センターにおいてもこの地震を観測しました。観測結果として、地表部、深度250m調査坑道および深度350m調査坑道で取得した東西方向、南北方向、鉛直方向の地震波形を図1~3に示します。

地表部に設置した地震計で取得した地震波形

写真1 地表部に設置した地震計で取得した地震波形

深度250m調査坑道に設置した地震計で取得した地震波形

写真2 深度250m調査坑道に設置した地震計で取得した地震波形

深度350m調査坑道に設置した地震計で取得した地震波形

写真3 深度350m調査坑道に設置した地震計で取得した地震波形

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令和元年12月13日(金)更新

国際会議YSRM2019&REIF2019における研究発表

令和元年12月1日~3日に、沖縄コンベンションセンターにて、「国際岩の力学会2019特別会議:第5回若手研究者国際岩の力学シンポジウム&革新的未来のための岩盤工学シンポジウム(YSRM2019&REIF2019)」が開催されました。この国際会議は、岩盤力学分野における若手研究者や技術者の国際交流を図るとともに、技術の伝承や将来の発展のために若い世代と熟練した世代の交流を図ることを目的として、”一般社団法人 岩の力学連合会”と"International Society for Rock Mechanics and Rock Engineering(国際岩の力学連合会)”が主催したものです。本会議には23か国から276名の研究者が参加し、174編の発表(口頭発表とポスター発表)が行われました。
 幌延深地層研究センターからは、坑道周辺に樹脂を注入することにより割れ目を可視化し、坑道周辺に形成された割れ目の分布や開口幅を評価した結果(関連研究:平成28年8月5日ホームページ掲載参照)の口頭発表と、掘削後の坑道周辺岩盤の飽和度※1の分布に対して地下水中のガスの溶存量が及ぼす影響について解析した結果のポスター発表を行いました。

※1 飽和度とは
 岩盤のすき間(空隙)に占める水の割合を示す指標です。たとえば、飽和度100%は、空隙がすべて水で満たされている状態を指します。

口頭発表の様子

写真1 口頭発表の様子

ポスター発表の様子(左が発表者)

写真2 ポスター発表の様子(左が発表者)

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これまでにご紹介した調査研究の状況

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