平成28年11月25日(金)更新
11月15日(火)に、幌延深地層研究センター国際交流施設において幌延地圏環境研究所(H-RISE)との第21回研究交流会を開催しました。幌延深地層研究センターでは、H-RISEとの研究協力の一環として、研究成果の共有を目的とした研究交流会を平成16年度より実施しています。
研究交流会では、センターからは割れ目を対象とした物質移行試験や人工き裂を含んだ岩石試料の力学試験に関する発表を行い、H-RISEからは地下微生物を活用した有機物のバイオメタン化に関する研究についての発表があり、それぞれの報告に関する意見交換を行いました。
写真 研究交流会の様子
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平成28年11月18日(金)更新
原子力環境整備促進・資金管理センターとの共同研究「
搬送定置・回収技術の実証的検討に関する研究
」では、
深度350m調査坑道
の試験坑道2において、処分坑道横置き方式*1による、人工バリアの搬送定置・回収技術の実証試験を予定しています。
現在は、試験の実施に向けた整備を行っており、これまでに、試験坑道2の底部に鉄筋を組み立て(写真1)、計測器を設置し(写真2)、鋼製の型枠を設置して(写真3)、コンクリートを打設しました。今後、同様の作業を繰り返しコンクリート製の試験設備を整備します。
*1 処分坑道横置き定置方式とは…
坑道に人工バリアを横向きに定置する方式です。(なお、試験坑道4で実施している
人工バリア性能確認試験
は竪置き定置方式を採用しています。)
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平成28年11月4日(金)更新
東立坑の坑底(深度380m)にて、水圧擾乱試験*1および物質移行試験(原位置トレーサー試験*2)を行うために、ボーリング孔(鉛直孔)の掘削を開始し(
1月15日掲載記事
、
2月19日掲載記事
、
3月18日掲載記事
、
4月22日掲載記事
参照)、岩盤の割れ目の位置等の確認(
5月20日掲載記事
参照)や水理試験(
6月24日掲載記事
参照)を実施してきました。
現在、1本目のボーリング孔(掘削長109m)の調査が終了した段階にあり、来週から、1本目のボーリング孔から約2.6m離れた位置(図)に、2本目のボーリング孔(鉛直孔)の掘削を開始します。
図 ボーリング孔の配置のイメージ(水平断面図)
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