国立研究開発法人日本原子力機構の基本理念として、所有する装置を広く共用に供することが挙げられています。AMSは、地球環境中に極微量存在する宇宙線起源の放射性同位体等を分析でき、考古学や環境研究など様々な分野の研究に威力を発揮します。AMSで測定するためには、炭素はグラファイト、ヨウ素はヨウ化銀に試料調製する必要があります。
現在、炭素に関してAMS管理課で処理できる試料の形態は、二酸化炭素ガス、海水(無機態炭素)、土壌、木片、固体有機物、貝、炭酸カルシウムといったもので、これらを処理するために必要な種々の装置が整備されています。利用を希望される方はご相談ください。
平成18年度より、原子力機構以外の方がAMSの利用を希望される場合は、外部利用として原子力機構の産学連携担当部署より申し込み(2回/年)できます。詳しくは原子力機構(本部サイト)のホームページ「産学連携(施設利用)」をご覧ください。利用にあたり、研究成果を公開する場合は事前審査がありますが、割引料金にてご利用いただけます。
連絡先 E-mail:mutsu-ams@jaea.go.jp