下北半島に位置し、陸奥湾と津軽海峡に面する、本州最北端の市である青森県むつ市。ここには原子力機構青森研究開発センターの関根施設と大湊施設があります。
関根施設は、原子力船「むつ」の点検さらには実験航海を終了して帰港した場所となりました。現在では「むつ」の原子炉施設の廃止措置をおこなっています。
一方、大湊施設は、原子力船「むつ」が回航した港として始まりました。現在では、地球環境中に存在する極微量の放射性核種等を、世界最高レベルの精度で測定することができる加速器質量分析装置(AMS)を用いて、地球科学、生命科学、考古学など様々な分野における試料等の分析及び分析技術の開発を行っています。
これらの事業について、原子力船「むつ」乗組員としての経験もある薮内所長や、AMSによる測定を行う技術者へのインタビューを交えてご紹介します。