放射線管理第1課の業務とは
入社後、放射線管理部放射線管理第1課に配属され、4年目現在もMOX燃料技術開発部施設の放射線管理業務に携わっています。MOX燃料技術開発部では、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料に係る技術開発等に取り組んでおり、私たちは施設内の放射線状況を常時監視し、そこで作業に従事する方や施設内の放射線安全を確保することに貢献しています。この業務は関連する法令や基準を遵守することを目的としているため、定められた手順に従って着実に進める必要がありますが、作業者が放射線のリスクを最小限に抑え安全に作業を遂行させるために欠かせないのが放射線管理部の業務であると感じているため、日々責任感を持って業務に従事しています。
技術職ですが、現場での業務だけではなく、放射線管理に関する技術開発等、多岐にわたる業務に携わっています。技術開発は現場に即したテーマを中心としたものが多く、業務に関連しているため、定常業務とのバランスを保ちながら無理なく進められることができます。機構内には、若手職員が資金を獲得して技術開発を行うことができる制度があるため、今年度はこの制度を利用して、眼の水晶体の被ばく管理に関する試験をまさに今取り組んでいるところです。個人プレーだけではなく、もちろん分からないことや悩むことがあれば上司に相談をしたり、他部署の方と協力しながら試験を進めることができています。
就職活動を振り返って

修士1年の春に就職活動をスタートし主に就活サイトを利用していました。自分のやりたいことが明確に決まっていなかったため、様々な職種の企業が集まる合同説明会や大学のOB・OG訪問等に参加して情報を入手していました。
また、大学のキャリアセンターへ相談に行ったり、エントリーシートの作成が苦手だったため添削を行ってもらっていました。ちなみに当時はコロナ禍でおうち時間はエントリーシートの作成や面接の練習に費やしていた記憶です。
私はインターンシップや見学会には参加しておらず、加えて当時会社説明会はオンラインでの開催が多かったこともあり職場の雰囲気を掴むことに苦労したため、これから就職活動を進める方は、興味がある企業のインターンシップや職場見学会に積極的に足を運ぶことをお勧めします。また、自分が希望する職種に就いた先輩がいれば、その方の声を聞くのは良い機会になると思います。