安全管理の考え方

埋設後は、廃棄物の放射能が十分に減衰するまで、環境のモニタリング、巡視点検、定期的な安全性の評価などを継続します。

埋設処分に起因する放射線の量は、法令で定められた基準値を満足するよう設計します。また、原子力規制委員会の適合性審査を受け、事業の許可を受けます。

※なお、規制基準では、ピット処分は埋設の終了後300~400年以内を目安として管理を継続する旨の解説がされています。原子力機構では埋設対象廃棄物の量、核種や放射能を考慮して、管理を継続する期間(放射能が安全上支障のないレベルになるまでの期間)を300年程度と評価しています。


<参考文献>

原子力規制委員会

豆知識

人工バリア」とは? コンクリートピットなどの人工構築物で放射性物質の漏出の防止又は低減を行う
天然バリア」とは? 人工バリアの周囲に存在する地盤又は岩盤などで、漏出した放射性物質の生活環境への移行の抑制を行う