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技術職

西脇 大貴

所属
環境保全技術開発部 処理技術開発課
入社
2020年入社

INTRODUCTION

様々な処理技術を開発し、
バックエンド部門を背負って立つ人物になりたい

Interview01

入社のきっかけ

私は高専の卒業研究でしじみの炭素量に関する研究を行ってから、自然環境を対象とした研究に興味を持ちました。大学や大学院では降雨に関する研究や海藻内の重金属濃度に関する研究など物質循環に関する研究を行っており、研究者として働きたいと考えていました。残念ながら、博士号の取得に至らず、研究者への道をあきらめきれないまま企業へ就職しようとしていたところ、人形峠環境技術センターの職員方と出会いJAEAを知ることになりました。最初は自身の専攻分野とは異なる仕事ということで躊躇しましたが、ちょうど同じ時期に放射線に関する特別講義(キノコを使った放射性物質の環境評価)を受講する機会があり、自身の研究内容との繋がりを見つけることが出来ました。またJAEAでは博士号の取得を積極的に支援していると知り、自身が勉強してきたことを利用しながら放射性廃棄物や鉱山の廃止措置に対して問題解決や研究開発ができるのではと考えて志望しました。

Interview02

仕事内容

私の所属している処理技術開発課では主に分析業務と研究開発を行っています。分析業務では様々な分析機器を用いて気体・個体・液体について定性・定量分析を行っており、分析サンプルは機構内だけではなく企業や海外機関からも依頼されます。その為、分析の精度やデータの意味をよく理解して報告する必要があり技術が要求されます。また、関わる事業が多岐にわたるため、多くのプロジェクトに携わることができ、機構内のことがよくわかる部署だと思います。
研究開発ではウラン系廃液や廃棄物の処理・処分方法の検討を行っています。これから必要になってくる技術を考え、共同研究や機構内外から研究費を獲得し試験を行っています。今年は私たち新人を踏まえたチームで機構内の公募型研究資金に応募し、2件の研究費を得ることができました。これから新しいことができると思うと楽しみで仕方がありません。

Interview03

就活生に伝えたいこと

私が就活生に伝えたいことは「多くの他分野の人とディスカッションをしてほしい」ということです。
人形峠環境技術センターでは、現在、ウラン鉱山の閉山措置や大規模な濃縮施設の解体など誰もやったことがない大きなプロジェクトを行っています。
しかしながら、人形峠職員の平均年齢は高く、新入職員をはじめとした若手の活躍はかなり期待されています。実際、入社4ヶ月目で、いくつかの共同研究(関係企業や海外機関)やウラン廃棄物の処理・処分に係る研究に携わることとなりました。
そんな私ですが、去年までは原子力や放射線とは全く無縁な、土木環境、特に水環境について学んでいました。そのため、入社当初の私は大学で学んできた知識が直接的に役に立たず、化学の知識も足りないこともあって、周りの会話が理解できませんでした。しかし、先輩方や教育係の職員が、同じ土俵でディスカッションしてくれるため、現在は何とか食らいつくことができています。 私のように他分野から受験される方は自分の知識が役に立つのかを少し不安に思われているかもしれません。そんな時はぜひ他分野の方と話をして知識を借りながら問題解決を行ってみてください。その力は仕事に必ず役に立つと思います。

Interview04

キャリアビジョン

私は人形峠の廃止措置において様々な処理技術を開発し、バックエンド部門を背負って立つ人物になりたいと思っています。そのためには、知識や学位が必ず必要になってきます。そこで私は日常の分析業務や開発業務によって基礎的な化学・分析知識や経験を積み、仕事以外では資格取得や博士号の取得に向けた論文作成を行っています。人形峠環境技術センターでは、一般企業と比較して定時退社がしっかりしていて、有給の取得がしやすいため、自分の時間をしっかり確保することができます。また、機構では、第1種放射線取扱主任者など業務に必要な資格や知識の取得のための研修を独自に行っているため、このような制度を利用して自身のキャリアアップにつなげて行こうと思っています。

Interview05

日常

私は就職して初めて実家を出て寮生活を始めました。人形峠環境技術センターでは上齋原に寮があり、山に囲まれているため、コンビニに行くのにも車で15分かかります。そんなところでは中々遊びに行くとことができず、入居前は寂しい思いをすると思っていました。しかしながら、寮の先輩方や副所長がご飯や山登り、更に地区のソフトバレーなど様々なところに遊びに連れて行ってくれるため、楽しく過ごすことができています。また、寮にはトレーニングルームなどの施設があるため、最近は退勤後のウェイトトレーニングや同期とビリアードをするのが日課になっています。さらに自分の時間があるので、料理やラテアートといった新たな趣味を持ったりしています。「何もないから何でもできる。」って、どこかのうたい文句みたいな、そんな感じの日常を送っています。

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