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超深地層研究所計画

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  5. 6.掘削土の空間放射線量率測定値と掘削土中のウラン濃度分析値、空気中の平衡等価ラドン濃度測定値

研究坑道掘削工事に伴う環境管理測定状況

6.換気立坑ズリピット及び立坑内における掘削土の空間放射線量率測定値と掘削土中のウラン濃度分析値、空気中の平衡等価ラドン濃度測定値

掘削土は、坑内から掘削土運搬用の容器によって一旦、地上の櫓(やぐら)防音ハウス内のズリピットとよばれる場所に運んで仮置きします。このズリピット内にて、掘削土の空間放射線量率を測定しています。なお、一部の区間においては参考のため、立坑内における空間放射線量率及び掘削土中のウラン濃度の分析を行っていました。

測定箇所6写真
I.換気立坑ズリピット内における掘削土の空間放射線量率測定値及び掘削土中のウラン濃度分析値

年月日 測定対象深度(m) 線量率(μSv/h) 測定数 ウラン濃度(ppm) 分析数
平均値 最高値 最小値 平均値 最高値 最小値
平成17年10月14日 178.0 180.6 0.15 0.16 0.13 8 4.5 5.05 4.13 5
平成17年10月8日 175.4 178.0 0.18 0.23 0.15 8 9.8 10.9 8.07 5
平成17年10月7日 172.8 175.4 0.18 0.19 0.16 8 11.2 11.6 10.2 5
平成17年10月4日 170.2 172.8 0.22 0.23 0.22 8 26.0 27.3 23.1 5
平成17年10月3日 167.6 170.2 0.26 0.27 0.23 8 23.9 27.6 20.5 5
平成17年9月28日 165.0 167.6 0.14 0.18 0.12 7 22.3 37.1 16.1 5
平成17年9月10日 162.4 165.0 0.16 0.18 0.15 7 14.8 16.8 13.4 6
平成17年9月5日 159.8 162.4 0.17 0.18 0.16 3 18.0 19.1 16.8 5
平成17年9月3日 157.2 159.8 0.19 0.20 0.14 6 8.4 8.84 7.35 4
平成17年9月1日 154.6 157.2 0.14 0.15 0.13 8 9.6 10.5 8.94 5
平成17年8月5日 152.0 154.6 0.14 0.16 0.13 8 7.7 9.80 5.68 5
平成17年8月3日 152.0 154.6 0.14 0.15 0.12 8 3.8 4.08 3.43 5
平成17年8月1日 149.4 152.0 0.14 0.14 0.13 8 4.6 5.08 4.34 5
平成17年7月29日 146.8 149.4 0.14 0.15 0.13 8 3.0 3.23 2.81 5
平成17年7月26日 144.2 146.8 0.13 0.15 0.11 5 3.2 3.70 2.56 5
平成17年7月23日 141.6 144.2 0.09 0.12 0.07 5 2.5 3.21 1.83 5
平成17年7月21日 139.0 141.6 0.12 0.13 0.11 8 2.5 3.02 1.87 5
平成17年7月19日 137.4 139.0 0.12 0.13 0.11 8 3.1 3.51 2.62 5
平成17年7月16日 136.4 137.4 0.12 0.14 0.12 8 4.9 5.73 4.09 5
平成17年7月15日 135.1 136.4 0.15 0.16 0.14 8 5.3 6.69 4.49 5
平成17年7月13日 133.8 135.1 0.11 0.12 0.10 8 6.8 8.64 5.11 5
平成17年7月9日 131.2 133.8 0.14 0.20 0.11 8 10.6 12.8 5.99 5
平成17年7月6日 128.6 131.2 0.18 0.22 0.14 6 21.4 29.7 12.2 5
平成17年7月4日 126.0 128.6 0.23 0.27 0.22 4 19.9 26.2 16.8 5
平成17年6月29日 123.4 126.0 0.19 0.23 0.10 8 10.5 16.1 6.01 5
平成17年6月26日 120.8 123.4 0.09 0.11 0.08 8 2.0 2.51 1.84 5
平成17年6月24日 118.2 120.8 0.09 0.11 0.07 8 1.4 1.45 1.29 5
平成17年6月22日 115.6 118.2 0.10 0.11 0.09 8
平成17年6月17日 113.0 115.6 0.08 0.08 0.07 8
平成17年6月15日 110.4 113.0 0.07 0.09 0.05 8
平成17年6月14日 107.8 110.4 0.08 0.09 0.07 8
平成17年6月10日 105.2 107.8 0.07 0.07 0.06 8
平成17年6月9日 102.6 105.2 0.07 0.07 0.06 8
平成17年5月27日 100.2 102.6 0.06 0.07 0.05 8
平成17年5月11日 98.0 100.2 0.07 0.08 0.06 8
平成17年5月10日 96.6 98.0 0.08 0.08 0.07 8
平成17年4月29日 94.0 96.6 0.07 0.08 0.06 8
平成17年4月26日 91.45 94.0 0.06 0.07 0.05 8
平成17年4月24日 88.9 91.45 0.06 0.06 0.05 8
平成17年4月22日 86.35 88.9 0.06 0.07 0.05 8
平成17年4月20日 83.8 86.35 0.08 0.09 0.06 8
平成17年4月18日 81.25 83.8 0.09 0.10 0.08 5

※空間放射線量率測定には、アロカ社製TCS-151型(1cm線量当量率測定器)を使用。測定は地面から1mの高さ。

※平成17年10月14日のウラン濃度の最高値と最小値に誤植がありましたので修正しました。(25.5.31)



II.換気立坑内における空間放射線量率測定値及びウラン濃度分析値

年月日 測定対象深度(m) 線量率(単位マイクロSv/h) 測定数 ウラン濃度(ppm) 分析数
平均値 最高値 最小値 平均値 最高値 最小値
平成17年7月6日 128.6 131.2 0.40 0.45 0.35 8
平成17年7月4日 126.0 128.6 0.34 0.40 0.30 8 10.3 20.6 5.43 5
平成17年5月10日 96.6 98.0 0.11 0.14 0.10 8 2.01 1
平成17年4月29日 94.0 96.6 0.11 0.13 0.10 8
平成17年4月26日 91.45 94.0 0.10 0.11 0.09 8
平成17年4月13日 78.7 81.2 0.09 0.10 0.09 8
平成17年4月11日 76.1 78.7 0.09 0.10 0.09 8

※空間放射線量率測定には、アロカ社製TCS-151型(1cm線量当量率測定器)を使用。測定は地面から1mの高さ。

※平成17年7月6日以降は、換気立坑ズリピット内で測定。



III.換気立坑内及びズリピット横における空気中の平衡等価ラドン濃度測定値

換気立坑内の深度約133m付近(スカフォード上)にて平成17年7月21日に測定した平衡等価ラドン濃度は4.9Bq/m3でした。また、櫓防音ハウス内のズリピット横で測定した空気中の平衡等価ラドン濃度は2.3Bq/m3でした。



IV.深度300mステージ水平坑道内における空気中の平衡等価ラドン濃度測定値

①平成24、25年度

深度300mステージ水平坑道内にて、平成24、25年度に測定した空気中の平衡等価ラドン濃度は、主な入坑時間帯(送風時、10~15時)では、濃度平均値で最大756Bq/m3、最小91Bq/m3でした。この間、1,880Bq/m3の濃度最大値(1時間値)が測定されました。


②平成26年度、平成27年7月まで

深度300mステージ水平坑道内にて、平成26年度に測定した空気中の平衡等価ラドン濃度は、主な入坑時間帯(送風時、10~15時)では、濃度平均値で最大1,900Bq/m3、最小52Bq/m3でした。この間、3,890Bq/m3の濃度最大値(1時間値)が測定されました。

また、平成26年7月末に現在の通気状態となってから平成27年7月までの一年間では、主な入坑時間帯(送風時、10~15時)では、濃度平均値で最大211Bq/m3、最小52Bq/m3、濃度最大値(1時間値)は401Bq/m3でした。


③平成27年8月~平成28年5月

平成27年8月以降は、深度300mステージ水平坑道内の状況を確認するため3か月に1回の測定を実施しました。主な入坑時間帯(送風時、10~15時)では、濃度平均値で最大456Bq/m3、最小232Bq/m3でした。この間、515Bq/m3の濃度最大値(1時間値)が測定されました。


④平成28年度

深度300mステージ水平坑道内にて、平成28年度に測定した空気中の平衡等価ラドン濃度は、主な入坑時間帯(送風時、10~15時)では、濃度平均値で最大489 Bq/m3、最小183 Bq/m3でした。この間、544 Bq/m3の濃度最大値(1時間値)が測定されました。


⑤平成29年度

深度300mステージ水平坑道内にて、平成29年度に測定した空気中の平衡等価ラドン濃度は、主な入坑時間帯(送風時、10~15時)では、濃度平均値で最大1,079Bq/m3、最小115Bq/m3でした。この間、1,338Bq/m3の濃度最大値(1時間値)が測定されました。


⑥平成30年度

深度300mステージ水平坑道内にて、平成30年度に測定した空気中の平衡等価ラドン濃度は、主な入坑時間帯(送風時、10~15時)では、濃度平均値で最大627Bq/m3、最小129Bq/m3でした。この間、806Bq/m3の濃度最大値(1時間値)が測定されました。


仮に、平成30年度の濃度最大値の環境に1時間いたとして受ける線量は0.007mSvとなり、1年間に自然界から受ける放射線量(約2.4mSv)の1/340です。また、胸部エックス線の集団検診で受ける線量(0.05mSv)の約1/7、航空機利用により成田からニューヨークまで往復する場合に受ける線量(約0.19mSv)の約1/27です。


V.深度500mステージ水平坑道内における空気中の平衡等価ラドン濃度測定値

①平成26年9月~平成27年7月

深度500mステージ水平坑道内にて、平成26年9月~平成27年7月に測定した空気中の平衡等価ラドン濃度は、主な入坑時間帯(送風時、10~15時)では、濃度平均値で最大289Bq/m3、最小176Bq/m3でした。この間、579Bq/m3の濃度最大値(1時間値)が測定されました。


②平成27年7月~平成28年6月

深度500mステージ水平坑道内にて、平成27年7月~平成28年6月に測定した空気中の平衡等価ラドン濃度は、主な入坑時間帯(送風時、10~15時)では、濃度平均値で最大462Bq/m3、最小165Bq/m3でした。この間、579Bq/m3の濃度最大値(1時間値)が測定されました。


③平成28年度

深度500mステージ水平坑道内にて、平成 28年度に測定した空気中の平衡等価ラドン濃度は、主な入坑時間帯(送風時、10~15時)では、濃度平均値で最大296 Bq/m3、最小156 Bq/m3でした。この間、328 Bq/m3の濃度最大値(1時間値)が測定されました。


④平成29年度

深度500mステージ水平坑道内にて、平成29年度に測定した空気中の平衡等価ラドン濃度は、主な入坑時間帯(送風時、10~15時)では、濃度平均値で最大390Bq/m3、最小166Bq/m3でした。この間、666Bq/m3の濃度最大値(1時間値)が測定されました。


⑤平成30年度

深度500mステージ水平坑道内にて、平成30年度に測定した空気中の平衡等価ラドン濃度は、主な入坑時間帯(送風時、10~15時)では、濃度平均値で最大521Bq/m3、最小104Bq/m3でした。この間、733Bq/m3の濃度最大値(1時間値)が測定されました。


仮に、平成30年度の濃度最大値の環境に1時間いたとして受ける線量は0.007mSvとなり、1年間に自然界から受ける放射線量(約2.4mSv)の1/340です。また、胸部エックス線の集団検診で受ける線量(0.05mSv)の約1/7、航空機利用により成田からニューヨークまで往復する場合に受ける線量(約0.19mSv)の約1/27です。