放射線を測定する場合、測定器が正しく動作し、その指示値が国家標準と結びつけられる（トレーサビリティと言います）ように校正されていることが重要です。放射線標準施設では、トレーサビリティを持つエックス線、ガンマ線、中性子線等の各種基準校正場を整備して、種々の線量当量率やエネルギーに応じた校正ができます。
中性子校正場
エックス線校正場
ガンマ線校正場
原子力科学研究所内の施設およびJ-PARCセンターからの排気、排水の試料や周辺で採取した環境モニタリング試料に含まれる放射能量は、これらの測定機器を用いて測定しています。 また、2011年3月の福島原発事故以来、福島原発周辺の陸域や海域モニタリング試料の放射能量測定も支援しています。
測定試料自動交換装置
ゲルマニウム半導体検出器（ガンマ線測定）
ガスフロー式カウンタ（アルファ線・ベータ線測定）
液体シンチレーション式カウンタ（低エネルギーベータ線測定）
研究用原子炉及びタンデム加速器等の運転、保守及び技術開発。
高レベル放射性物質を取り扱える大型施設を含む11施設の管理。
核燃料サイクルや放射性廃棄物に関する安全研究、基礎・基盤研究。
放射性廃棄物の減容・安定化処理方法、保管方法、保管数量等
放射線及び放射能の管理に必要とされる測定技術等の開発。
原子力施設の保守管理及び省エネの取組み。
安全・衛生全般にわたる管理、事故や災害が起こった場合の監督業務。
使命を終えた施設及び老朽化した施設については、効率的かつ計画的に廃止措置を進めます。
