若手職員紹介

室川 聡大(平成30年入社)

現場の安全を最優先

環境技術開発センター廃止措置技術部は、低レベル放射性廃棄物を適切に処理・処分するための技術開発をしています。

私の所属する環境保全課は主にウラン系固体廃棄物の減容処理、廃棄物容器の詰替、保管管理を行っており、その他では液体廃棄物の保管管理、廃止措置施設の管理区域解除に向けた内装設備の撤去、所内各施設から発生した管理区域で使用した衣服等の洗濯、etc.と多岐に渡っての業務を行っております。管理する施設も多く、現場での作業が多い職場なので、より安全で効率の良い仕事ができるよう日々励んでいます。

ここまで紹介した内容だと今読んでいただいている方々にはルーティン作業に感じるかもしれません。しかしながら、減容処理では材質や形状によって手法が変わり、廃棄物容器の詰替では内容物の汚染状況や形状、材質等の違いで手法が変わります。一見ルーティンに感じる作業でもその場面、場面で違った対応があり、安全を念頭により良い手法を迅速に選択していくことはやりがいのある仕事です。

原子力分野へのチャレンジ

私はキャリア採用(中途採用)で入社しています。キャリア採用で入社した理由としては機構の近くで生まれ育ち、原子力が身近だったことがまず挙げられます。 また、前職で営業をしていた時に東日本大震災の被災地の人々が原子力について十分な説明を受けておらず不安を感じている人が多かったので、解消できるような説明をできるようになりたいと思ったことから入社を志望しました。

私は大学で、生命科学専攻で原子力とは全く異なった分野について研究していました。就職活動中の方の中には、原子力に興味があるけれど、私のように大学で原子力と異なる分野を研究していたからとJAEAへの就職を諦めてしまう人がいるかもしれません。確かに、別分野の私が実際に入社した当初は分からないことばかりでした。しかしながら、機構内で人事部主催の原子力技術講座が年間を通して行われていたり、上司や先輩方に分からないことや疑問に思ったことを聞けば丁寧に教えてもらえたりと、学びながら成長していける環境が整っています。また、仕事では生物を扱っていた学生時代に得た観察力や、前職の営業で培ったコミュニ―ケーション力を活かすことができているので、別分野の方でも業務の中で活かせることが必ずあります。

これまで入社して約4年が経ちますが、職場にも恵まれ、不自由なく業務に関する知識や経験が得られることができています。今後はこれまでよりも多く知識・経験を得ていくと同時に次世代に繋げられるように成長していきたいです。

一日の流れ

プライベートトーク

趣味は旅行、お酒、サッカー観戦です。お酒はビールと日本酒が好きなので、旅行に行った際にその土地の地ビールや地酒を探し、地元の名産品をおつまみにお酒を飲むことが至福のひとときです。サッカーは長年鹿島アントラーズのサポーターで、毎年ホームの試合は全試合行くことを目標にしています。私の妻もサッカーはほとんど興味のない状況で、初めは私の付き合いでサッカー観戦に行ってくれていましたが、私の努力も実り始め、最近は少しずつサポーター化させています。今後はアウェイ観戦しつつ、旅行も兼ねていろんな場所に行けたらいいなと思っています。