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国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

高レベル放射性廃棄物の地層処分研究開発

実際の地質環境への地層処分技術の適用性確認

1つめの目標である「実際の地質環境への地層処分技術の適用性確認 については、北海道幌延町の幌延深地層研究所と岐阜県瑞浪市の瑞浪超深地層研究所の2つの深地層の研究施設などを活用し、段階的に研究開発を進めながら、これまでに整備してきたさまざまな技術を実際の地質環境に適用し、その信頼性を確認してきました。とくに、平成26年度の原子力機構改革を契機に研究開発の合理化を図り、深地層の研究施設で重点的に取り組んでいくべき課題(必須の課題)を抽出し取り組んできました。これら必須の課題については、令和元年度までの成果を報告書として取りまとめ、大深度の水平地下空間を安全に掘削し維持する技術や地下空間を活用しながら大深度の地質環境を調査評価する技術が確立できたことを示しました。これにより、ここまでを当初の研究開発目標としていた瑞浪超深地層研究所については、その目標を達成したため令和元年度をもって研究開発を終了しました。幌延深地層研究所については、実際の地質環境における人工バリアの適用性確認、処分概念オプションの実証、地殻変動に対する堆積岩の緩衝能力の検証の研究課題に引き続き取り組んでいます。

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