海外研究機関との協力

米国

次世代革新炉研究開発、核燃料サイクル・放射性廃棄物管理に関する研究開発、核不拡散・核セキュリティ、原子力科学

安全性や経済性を格段に向上させる革新的な原子炉や燃料の開発、原子力が平和的に利用されることを確実にする核不拡散・核セキュリティ技術開発、中性子利用に関する研究開発等の幅広い分野で連携を深めています。

英国

廃止措置、放射性廃棄物管理、高温ガス炉

JAEAの有する技術・知見・経験をもとに、英国に高温ガス炉を導入する協働プロジェクトが進行しています。一方、原子力施設の廃止措置経験を持つ英国との協力は、JAEAの施設の廃止措置を進める際の参考になるとともに、福島第一原子力発電所の廃炉研究においても重要な役割を果たしています。

フランス

高速炉、原子力安全、放射線防護、原子力科学、廃止措置、放射性廃棄物管理など

ナトリウム冷却高速炉の分野で豊富な経験を有するフランスと共同研究を行うことにより、高速炉の研究開発を促進し、持続的なエネルギー基盤の構築並びにカーボンニュートラルの実現を目指しています。また、廃止措置・廃棄物管理、原子力科学、安全研究等の幅広い分野での協力を実施しています。

ポーランド

高温ガス炉、材料試験炉

ポーランドは、石炭火力の代替として高温ガス炉を導入する計画を進めており、JAEAは高温ガス炉の研究開発を通じて培った経験・知見をもとに、技術的協力を進めています。また、試験研究炉の分野でも協力を進めています。

カザフスタン

高温ガス炉燃料、試験研究炉、高速炉の安全性

カザフスタンの研究炉での実験を通じて、ナトリウム冷却高速炉の安全に関する研究を実施しています。その他にも高温ガス炉、環境モニタリング・環境回復、試験研究炉、原子力人材育成等の分野で情報交換、協力も実施しています。

韓国

原子力安全、環境モニタリング、放射性廃棄物管理、中性子科学

原子力安全、環境モニタリング、廃止措置と放射性廃棄物管理、中性子科学などの協力を通じて、脱炭素社会の実現に向けて協力するとともに、地理的に近接する両国にとって共通する原子力安全等の課題解決に向けて取り組んでいます。

ベトナム

原子力人材育成

今後必要となる原子力人材を育成するため、JAEAは文部科学省からの受託事業で、ベトナム国内での原子力人材育成を担う現地講師を育成する研修や、現地で開催される研修への講師派遣等による支援を行い、原子力の安全利用についての実践的な技術を学ぶ機会を提供しています。

インドネシア

原子力人材育成、中性子科学、核セキュリティ・保障措置

文部科学省からの受託事業で、インドネシアに対する原子力人材育成を実施し、原子力の安全利用についての実践的な技術を学ぶ機会を提供しています。その他にも中性子科学、核セキュリティ・保障措置等の分野で情報交換を通じた協力も実施しています。

オーストラリア

中性子科学

中性子散乱科学分野での情報交換等を通じた協力を実施しています。