今年で37回目となるG8サミットは、5月26日-27日フランス北西部のリゾート地ドーヴィルで開催され、日本からは菅総理大臣が出席した。
今回のサミットでは、福島第一原子力発電所の事故を受け、原子力発電の安全性が主要議題の1つとして取り上げられることになり、会議の冒頭に議長であるフランスのサルコジ大統領に発言を求められ、菅総理大臣が発言を行った。この中で菅総理大臣は、東日本大震災に対する世界からの支援について深い感謝の意を示し、そのうえで事故の教訓を国際社会と共有し、IAEAと連携するなどして、「最高水準の原子力の安全」を実現する決意を表明した。さらに日本のエネルギー政策について、エネルギー基本計画を見直すことを発表した。これまでの「原子力エネルギー」と「化石エネルギー」という2本の柱に「自然エネルギー」と「省エネルギー」という2本の柱を加え、「エネルギーの未来を拓く4つの挑戦」として、安全性の向上(原子力)、環境への負荷の削減(化石燃料)、実用性の拡大(再生可能エネルギー)、可能性の限りない追及(省エネルギー)を挙げ、特に再生エネルギーの割合については、西暦2020年代のできるだけ早い時期に、電力量に占める割合が現在の9%から少なくとも20%を超える水準となるよう、大胆な技術革新に取り組むなどの方針を表明した。(詳細は別添のとおり)
今年で37回目となるG8サミットは、5月26日-27日フランス北西部のリゾート地ドーヴィルで開催され、日本からは菅総理大臣が出席した。
今回のサミットでは、福島第一原子力発電所の事故を受け、原子力発電の安全性が主要議題の1つとして取り上げられることになり、会議の冒頭に議長であるフランスのサルコジ大統領に発言を求められ、菅総理大臣が発言を行った。この中で菅総理大臣は、東日本大震災に対する世界からの支援について深い感謝の意を示し、そのうえで事故の教訓を国際社会と共有し、IAEAと連携するなどして、「最高水準の原子力の安全」を実現する決意を表明した。さらに日本のエネルギー政策について、エネルギー基本計画を見直すことを発表した。これまでの「原子力エネルギー」と「化石エネルギー」という2本の柱に「自然エネルギー」と「省エネルギー」という2本の柱を加え、「エネルギーの未来を拓く4つの挑戦」として、安全性の向上(原子力)、環境への負荷の削減(化石燃料)、実用性の拡大(再生可能エネルギー)、可能性の限りない追及(省エネルギー)を挙げ、特に再生エネルギーの割合については、西暦2020年代のできるだけ早い時期に、電力量に占める割合が現在の9%から少なくとも20%を超える水準となるよう、大胆な技術革新に取り組むなどの方針を表明した。(詳細は別添のとおり)
【報告:政策調査室 小鍛治】