閉会挨拶
フォーラム閉会にあたり、岡﨑原子力機構副理事長が2日間に渡り国内外より著名な方のご参加を得て、大変広い視野から、核心に迫る多くの意見を頂けたことに感謝の意を表した。原子力平和利用が、これから増大するエネルギー需要に対してしっかりと役割を果たしてゆくことが強く期待される中で、他方、世界の平和やあるいは安全というものを脅かしかねない核拡散の問題に対しての解決に国際社会が一致協力をして何をなすべきか、大変多くのご意見ご示唆を頂いた。あたかも、半世紀前のニューヨーク国連総会におけるアイゼンハワーアメリカ大統領のAtoms for Peace提案あるいは、四半世紀前のINFCEの大変熱意ある議論、そういったものに匹敵する、熱い雰囲気が生まれてきているのではないか。本フォーラムの議論がこれからの原子力平和利用と核不拡散の両立そしてさらに発展してゆくことの基礎となり、これからの世界の平和と発展に対して強く役に立ってゆくことを期待している。そして原子力機構としてこの両方の分野において、これからも積極的な役割を果たしてゆきたいという決意を新にしているところである、との閉会の挨拶を行った。
