計量管理
IAEA保障措置の基本は、原子力施設毎に核物質の計量管理を行うことです。計量管理とは、施設へ出入りする核物質の量をその都度正確に測定するとともに、施設内の核物質の在庫量を適時に把握し、核物質の収支を確認することです。これらの核物質の計量管理は事業者が行います。
核物質の測定
核物質は、最新の技術により正確に測定されます。

質量分析器によりプルトニウムの同位体組成を測定しています。

精密秤量計により核物質(六フッ化ウラン:UF6)の重量を高精度に測定しています。
核物質の記録、報告および管理

移動する核物質のデータは即時コンピュータで処理され、記録されます。
測定データは全てコンピュータで処理され管理されています。そして、それらの集計データは、バッチ単位に在庫変動報告および在庫報告として、国とIAEAへ報告されています。