目的

日本原子力研究開発機構(JAEA)は、2010年の核セキュリティサミットにおける日本のコミットメントに基づき、核鑑識技術、核セキュリティに資する核物質の測定・検知技術開発を推進してきました。JAEAは、この分野に関係する研究者、政策立案者、規制機関、法執行機関、警備当局や産業界関係者と共に核セキュリティの為の技術開発の今後の方向性を議論する為にシンポジウムを開催いたします。
このシンポジウムは以下の3つのセッションで構成します。
−セッション1:基調講演
−セッション2:パネル討論1:核セキュリティ分野の研究開発ニーズと成果展開
−セッション3:パネル討論2:日本の強みと関係機関間の連携協力
開催概要
- 開催日時:
- 平成28年10月27日(木) 9:40〜17:15
- 開催場所:
- 東京大学山上会館(東京都文京区本郷7-3-1)
- http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_02_j.html
- 主催:
- 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
- 入場料:
- 無料(事前申込制)
- 言語:
- 日本語・英語(日英同時通訳有り)
プログラム
※プログラムの一部、パネル討論参加者については変更となる可能性がありますことご了承願います。
開会挨拶 9:40〜10:00
- 持地 敏郎 ISCN/JAEA 核不拡散・核セキュリティ総合支援センター センター長
- 釜井 宏行 文部科学省 研究開発局 核不拡散科学技術推進室長
セッション1:基調講演 10:00〜12:30
核セキュリティ分野の技術開発
- ①規制外の物質に対する核セキュリティ検知技術:現状と将来のニーズ
- Thierry Pelletier 国際原子力機関(IAEA)原子力安全・セキュリティ局上級核セキュリティ・オフィサー
- ②核テロリズムの防止のための技術力の向上
- Joel Rynes 米国国土安全保障省(US/DHS)国内核検知局(DNDO)部長補
- ③EC/JRCの取組
- Kamel Abbas 欧州委員会共同研究センター(EC/JRC)核セキュリティ・保障措置部 プロジェクトリーダー
- ④JAEAの取組
- 直井 洋介 ISCN/JAEA 核不拡散・核セキュリティ総合支援センター 副センター長
- ⑤GICNT核検知WGの活動
- Kari Peräjärvi フィンランド放射線および核安全局(STUK)上席アドバイザー/核テロリズムに対抗するグローバルイニシアチブ(GICNT)核検知WG議長
GICNT:Global Initiative for Combatting Nuclear Terrorism
セッション2:パネル討論1 13:30〜15:10
核セキュリティ分野の研究開発ニーズと成果展開
- モデレータ
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- 堀 雅人 ISCN/JAEA 核不拡散・核セキュリティ総合支援センター 副センター長
- パネリスト
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- Thierry Pelletier IAEA
- Joel Rynes US/DHS
- Kamel Abbas EC/JRC
- Kari Peräjärvi STUK/GICNT
<具体的な議論のトピックス>
- ①研究開発ニーズ
- ②成果展開
セッション3:パネル討論2 15:30〜17:10
日本の強みと関係機関間の連携協力
- モデレータ
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- 上坂 充 東京大学 大学院工学系研究科 教授
- パネリスト
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- 小松崎 常夫 セコム株式会社 常務執行役員 IS研究所 所長
- 岸 徹 元科学警察研究所副所長
- 増田 開 京都大学エネルギー理工学研究所 准教授
- 呉田 昌俊 JAEA原子力科学研究部門 原子力基礎工学研究センター 研究推進室長代理
<具体的な議論のトピックス>
- ①日本の強み
- ②関係機関間の連携協力
閉会挨拶 17:10〜17:15
- 直井 洋介 ISCN/JAEA 核不拡散・核セキュリティ総合支援センター 副センター長