IAEA査察官のデジタルチェレンコフ光視認装置(DCVD)トレーニング
- タイトル
- IAEA査察官のデジタルチェレンコフ光視認装置(DCVD)トレーニング
- 開催期間
- 2016年10月18日〜10月21日
- 開催場所
- 東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所
- 共催機関
- 国際原子力機関(IAEA)
- 原子力規制庁(NRA)
- 日本原子力研究開発機構(JAEA)
- 参加者数
- 研修生11名、講師4名(他オブザーバー(1名)、事務局(2名))
- 概要


使用済み燃料の部分欠損がないことを確認するため使用されるデジタルチェレンコフ光視認装置(DCVD)の取り扱いを実機(第6号機)の使用済み燃料を利用して、トレーニングを行った。本トレーニングは日本政府による対IAEA保障措置技術支援協力計画(JASPAS)の一環として実施され、IAEA東京事務所(6名)、(公財)核物質管理センター(4名)、原子力規制庁(1名)が研修生として参加した。核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)は共催としてトレーニングに係る後方支援を実施した。
本トレーニングは、教室での講義、現場での使用済み燃料の測定を行った。教室での講義では、チェレンコフ光の発生原理、測定原理、機器の組み立て・解体を含めたDCVD装置のハードウェアーの取り扱いを実習した。
現場の使用済み燃料プールにおいては、実際の使用済み燃料を対象に、査察時の検認作業と同様な実習を実施し、機器の取り扱いに習熟した。今回のトレーニングは非常に実務的なものであり、研修生に対しては十分な経験となることが期待される。