開催趣旨
CTBTは、1996年署名開放され、現在CTBT機関準備委員会において国際検証体制の整備が進められている。日本原子力研究開発機構(以下「原子力機構」)では、核兵器廃絶、原子力の平和利用を推進する国の政策に基づき、条約遵守を検証するための国際・国内体制のうち放射性核種に係るシステム等の整備・開発を行う活動を行っている。本シンポジウムでは、CTBT発効に向けた検証体制の準備状況をレビューし、国内関係者にこの活動に対する理解を得るとともに、CTBTにかかわる技術的課題及び政策的課題について議論する。シンポジウムでの議論をもとに国内外の関連機関との連携と理解促進に資することとする。
シンポジウム実施概要
- シンポジウムのテーマ:
- CTBT国際検証体制の現状と課題及び今後の進むべき方向性について
- 開催日時:
- 平成21年7月9日(木)10:00〜18:00
- 開催場所:
- 浜離宮朝日小ホール
- 後援:
- (財)日本国際問題研究所 軍縮・不拡散促進センター
- 入場料:
- 無料(事前申込制)
- 内容:
- 下記、プログラムを参照下さい。
- クールビズへの協力お願い:
- 省エネのため、軽装(ネクタイ、上着なし)での参加にご協力をお願いします。
プログラム
10:00〜10:10 | 原子力機構 理事長 岡﨑俊雄 |
10:10〜10:40 | 「CTBTについて」(仮題) |
CTBTO準備委員会 事務局長特別補佐官 香川美冶氏 | |
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10:40〜11:10 | 「CTBTへの日本の取組」(仮題) |
外務省 軍縮不拡散科学部長 佐野利男氏 | |
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11:10〜11:40 | 「CTBTへの日本気象協会の取組」 核実験監視に係る地震波・微気圧振動観測の現状 |
(財)日本気象協会 参与 新井伸夫氏 | |
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11:40〜12:10 | 「CTBTへの原子力機構の取組」 核実験監視に係る放射性核種監視の現状 |
原子力機構 核不拡散科学技術センター長 千崎雅生 | |
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12:10〜13:10 | 昼食休憩 |
13:10〜14:00 | 「核実験監視に係る放射性核種監視の現状」 |
原子力機構 核不拡散科学技術センター 技術主幹 小田哲三 | |
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14:00〜14:30 | 「CTBT現地査察制度(OSI)整備の現状と課題」 |
(財)日本国際問題研究所 軍縮・不拡散促進センター 研究員 一政祐行氏 | |
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14:30〜14:45 | コーヒーブレイク |
14:45〜16:15 | 科学技術的側面に関する議論(放射性核種を中心に) |
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東京大学大学院工学系研究科 原子力国際専攻 客員教授 | 篠原伸夫氏 |
日本分析センター 分析業務部次長 | 磯貝啓介氏 |
原子力機構 核不拡散科学技術センター 技術主幹 | 小田哲三 |
日本経済新聞社 論説委員 | 清水正巳氏 |
日立GEニュークリア・エナジー(株) | 深澤哲生氏 |
名古屋大学大学院工学研究科 エネルギー理工学専攻 教授 | 山澤弘実氏 |
16:15〜16:20 | パネル(2)準備のためのブレイク |
16:20〜17:50 | 政策的側面について議論 |
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(財)日本国際問題研究所 軍縮・不拡散促進センター所長 | 阿部信泰氏 |
NHK:解説委員(軍事・安全保障担当) | 秋元千明氏 |
京都大学:法学研究科 教授 | 浅田正彦氏 |
CTBTO準備委員会 | 香川美冶氏 |
広島市立大学 広島平和研究所:准教授 | 水本和実氏 |
外務省:軍縮不拡散・科学部 軍備管理軍縮課長 | 森野泰成氏 |
17:50〜18:00 | 原子力機構 理事 岡田漱平 |