環境放射線モニタリング情報
福島第一原子力発電所での事故に伴う放射性物質の放出影響が観測されています。

放射線測定器、気象観測機器の点検の際は、「機器調整中」と表示します。


原子力機構
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■解 説■
空間ガンマ線量率
線量率の上昇
気象
放射能と放射線
通報基準
降雨による上昇例

モニタリングポスト、ステーションは非常に感度が良く、小さな放射線の変動を測ることができます。

 雨や雪が降ると自然の放射性物質(ラドンとラドンから生まれた物質)が地上に降ることから空間線量率の上昇が見られます。これらの自然の放射性物質は半減期が短く、すぐに減っていきますので、雨が止むと空間線量率も下がります。

その他の上昇理由
RI投与患者の接近による影響

 

 核医学診断薬として半減期の短いテクネチウム99m、ヨウ素125、ガリウム67等の放射性物質(RI)を投与し、検査することがあります。十分に減衰しないうちにモニタリングステーションに接近した場合に空間ガンマ線量率が一時的に上昇することがあります。
X線撮影車(レントゲン車)

 

 所外モニタリングステーションは、公民館などに設置してあるため、近くでX線(レントゲン)撮影車による健康診断が実施されることがあり、この場合は、断続的に空間ガンマ線量率の上昇が見られることがあります。
放射性物質積載車の接近による影響

 

 放射性物質の輸送車等がモニタリングステーションの前を通過した程度では空間ガンマ線量率の上昇は見られませんが、近くに停車した場合、上昇することがあります。
宇宙線、雷、機器故障による影響

 

 極くまれに、宇宙線、雷によるノイズ、測定機器の故障等により瞬間的に空間ガンマ線量率が上昇することがあります。