材料照射用反射体は、核物質を含まない材料試料の照射試験に用います。高速中性子照射下での材料挙動に関するデータの取得を目的とし、燃料領域照射用と反射体領域照射用の2種類があります。通常、試料は、ホルダあるいは照射キャプセルに組み込んで6本のコンパートメントに装填されます。また、軸心管にも照射キャプセルの装填が可能です。 |
照射試料の温度調整方法の一例としては、照射キャプセル内のアルゴンガスとヘリウムガスとの濃度を変えて、希望温度になるように調整します。
オフライン照射装置は、照射後に照射後試験施設で解体して、照射済みキャプセルを取出し、新しい照射キャプセルを装填して再組立てを行い、再度照射できる構造(シャトル型照射装置)とすることが可能です。
この場合、照射準備から照射後試験までの期間が短縮できるとともに、照射装置の有効利用が図れます。 |