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JRR-4(研究炉)

施設目的

 減速材、冷却材に軽水を使用したスイミングプールタイプの原子炉で、炉心はプール内の炉心タンクと呼ばれる容器の底部に設置されていた。最大熱出力は3,500kWで、1965年(昭和40年)1月に臨界に達成し、その後1998(平成10年)に燃料濃縮度低減化計画に伴う改造を行い、2010年(平成22年)12月まで運転を行った。
 当初の目的は原子力船「むつ」の遮蔽実験であり、1998年(平成10年)以降は医療照射(BNCT)、放射化分析、半導体用シリコンの照射、原子力技術者の養成等に利用されてきた。
 2013年(平成25年)9月に策定した「原子力機構改革計画」に基づき、2015年(平成27年)12月に廃止措置計画認可申請を行い、2017年(平成29年)6月7日に認可された。このため、JRR-4は廃止措置に移行した。

施設概要

型式: 濃縮ウラン軽⽔減速冷却スイミングプール型
出⼒:

3500 kW

使⽤: 医療照射(BNCT)、放射化分析、半導体⽤シリコン製造、原⼦炉技術者養成等

建家外観
建家外観

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