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もんじゅQ&A
【もんじゅの廃止措置について】
質問をクリックすると答えが表示されます。
- もんじゅの廃止措置はいつまでかかるの?
- もんじゅの廃止措置計画において、2018年度から開始し2047年度までに終える計画としています。
- 使用済燃料はどうするの?
- 使用済燃料については、国内又は我が国が原子力の平和利用に関する協力のための協定を締結している国において再処理を行うため、国内外の許可を有する事業者に譲り渡す計画です。その具体的な計画及び方法については引き続き検討し、譲渡し先が確定した後、廃止措置計画に反映して変更認可を受ける予定です。
なお、搬出開始見込時期を2034年度、搬出完了見込時期を2037年度としており、現在は、技術的成立性が確立されている仏国での再処理を基本としつつ、その他の選択肢についても排除せず検討中です。
- ナトリウムはどうするの?
- 現在、もんじゅの2次系ナトリウムの全量と1次主冷却系ナトリウムについては、既にタンクに抜き取り、固化した状態で保管中です。また、原子炉容器や炉外燃料貯蔵槽のナトリウムは液体で保持されています。
これらのナトリウムは、別の輸送用タンクに移し替えて、2028年度から2031年度にかけて英国に搬出する計画です。
- 廃止措置作業って何をするの?
- まず廃止措置の第1段階として、炉心及び炉外燃料貯蔵槽にあった燃料体をすべて燃料池に移送しました。炉心等から取り出した燃料体にはナトリウムが付着しているため、これを1体ずつ洗い落としてから燃料池に移送する作業を繰り返し、530体すべてを燃料池に移送しました。
次の第2段階は解体準備期間と位置づけ、原子炉容器からのしゃへい体等の取出し、水・蒸気系等発電設備の解体撤去、汚染分布に関する評価及びナトリウムの搬出を行います。
第3段階は、廃止措置期間Ⅰとして、ナトリウム機器の解体を行うとともに、引き続き発電設備の解体撤去を行います。
第4段階は、廃止措置期間Ⅱとして、管理区域の解除、建物等の解体撤去を行います。
- 廃止措置期間中、他に何をしているの?
- 設備の点検をしています。廃止措置を確実に進めていくためには、廃止措置に係る施設及び設備の性能が適切に維持されなくてはなりません。このため、性能を維持すべき施設・設備とそれらの維持期間を明確に定め、計画的に点検を行っています。
- 廃止措置に伴って発生する解体廃棄物はどうするの?
- 一般的な軽水型の原子力発電所と同様、解体にあたっては、放射性廃棄物ではない通常の産業廃棄物と放射性廃棄物とが発生します。また、放射線管理区域にあったものでも、その使用形態から放射性ではないものや、ごく微量の汚染があったけれども除染により汚染が認められなくなったもの等については、国の確認を得た上で産業廃棄物と同様に処分又は再利用していく制度があり、いずれの廃棄物についても、法令に基づき、適切に処理処分していく計画です。
【もんじゅの事業費について】
- 「もんじゅ」の研究開発にかかった事業費(予算額)はいくら?
-
- 「もんじゅ」での研究開発の事業費(予算)は、11,484億円(昭和55年度~令和4年度)です。
- [内訳]
- 建設費5,886億円(昭和55年度~平成6年度)
- (政府支出:4,504億円、民間拠出:1,382億円)
- 運転・維持費等5,598億円(平成元年~令和4年度)
- (政府支出:5,598億円)
- ※高速増殖原型炉の建設を決定し、エネルギー対策特別会計において原型炉建設費が設置された昭和55年度以降の建設費及び運転費をもとに計上
- 「もんじゅ」の事業費(支出額)は?
-
- 「もんじゅ」の事業費(支出額)は、11,044億円(昭和55年度~令和3年度です。)
- [内訳]
- 建設費5,860億円(昭和55年度~平成6年度)
- (政府支出:4,478億円、民間拠出:1,382億円)
- 運転・維持費4,353億円(平成元年度~平成28年度)
- ※運転・維持費の一部については、予算の細目を用いた按分等にて算出維持・廃止措置費830億円(平成29年度~令和3年度)
- (参考)
- 「もんじゅ」の事業費(支出額)以外の関連経費(支出額)
- ○ 昭和46年度~昭和54年度の原型炉建設準備費38億円
- ○ 昭和54年度からの原型炉建設準備費繰越額9億円
- ○ 人件費705億円(昭和49年度~令和3年度)
- ※人件費は、「もんじゅ」の開発に直接かかわる人数の割合を基に算出しています。
- なお、「もんじゅ」に隣接した組織であっても、「もんじゅ」開発を主としない人件費は除いています。
- ○ 固定資産税480億円(平成11年度~令和3年度)
- ※固定資産税は、「もんじゅ」を建設、整備することを目的に取得した固定資産を対象としており、証拠書類の保存されている平成11年度からの総額です。
- ○ 安全対策に係る改修工事費29億円
- 今後「もんじゅ」の事業費(予算額)はいくら?
-
- 令和3年度予算における「もんじゅ」の事業費(予算額)は、施設の安全を確保するために必要な維持管理費及び廃止措置費等として179億円です。その後の「もんじゅ」の事業費(予算額)については、廃止措置の状況等を踏まえて検討してまいります。
- ○令和4年度事業費(予算額)
- 維持管理及び廃止措置等に要する経費 179億円
- (参考)
- 「もんじゅ」の令和4年度事業費(予算額)以外の関連経費(予算額)
- ○人件費 23億円
- ○固定資産税 9億円
- リサイクル機器試験施設(RETF)の事業費(支出額)は?
-
- 核燃料サイクル工学研究所において、「もんじゅ」等高速増殖炉の使用済燃料を用いた再処理に関する研究開発のため計画されている施設に要した支出額は840億円(昭和63年度~令和3年度)です。
- [内訳]
- 建設費817億円(昭和63年度~平成12年度)
- 維持管理費4億円(平成17年度~令和3年度)
- 固定資産税等19億円(平成12年度~令和3年度)