深地層研究計画の状況

平成27年1月の調査研究の状況

平成27年1月30日(金)更新

パイピング・エロージョン*1による緩衝材流出試験
(原子力環境整備促進・資金管理センターとの共同研究)

深度350m調査坑道( 試験坑道5 )に掘削した試験孔(直径約55cm)( 平成26年3月14日掲載記事 参照)に緩衝材ブロック(写真1)を設置し(写真2, 8個/段×6段)、岩盤との隙間にベントナイトペレット(写真3)を充填しました。緩衝材ブロックと岩盤の隙間にCCDカメラを設置して(写真4)、試験孔内への湧出地下水による緩衝材の膨潤及び流出状況を観察するとともに、定期的に採水・分析を行って緩衝材が地下水とともに流出する量を調べます。

*1 パイピング・エロージョンとは…
 人工バリアの一部である緩衝材(粘土)が、地下水によって削られたり、流出したりする現象です。

写真1 緩衝材ブロック

写真2 緩衝材ブロックの設置状況

写真3 ベントナイトペレット (直径0.3mmと4mmを1:1で混合)

写真4 試験体設置完了

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平成27年1月16日(金)更新

人工バリア性能確認試験 加熱試験の開始

平成27年1月15日に、深度350m調査坑道( 試験坑道4 )の 人工バリア性能確認試験 において、埋設されている模擬オーバーパックに内蔵した電熱ヒーターへの電源を投入し、加熱試験を開始しました。当日は報道公開を行い、試験の様子を取材していただきました(写真)。

写真 ヒーター電源の投入の様子

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平成27年1月16日(金)更新

オーバーパック溶接部腐食試験
(原子力環境整備促進・資金管理センターとの共同研究)

深度350m調査坑道( 試験坑道5 )に掘削した試験孔(直径55cm)( 平成26年3月14日掲載記事 参照)に試験体を設置し(写真1)、オーバーパック溶接部分の腐食に関わるデータの計測を開始しました(図)。写真2は、13段のドーナツ状の緩衝材ブロック(直径30cm、高さ10cm)の中心に模擬オーバーパックを挿入した試験体を、試験孔に設置している様子です。

写真1 試験体設置完了

写真2 試験体設置状況

図 オーバーパック溶接部腐食試験イメージ図

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これまでにご紹介した調査研究の状況

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