深地層研究計画の状況

平成27年4月の調査研究の状況

平成27年4月17日(金)更新

幌延地圏環境研究所との研究交流会

幌延深地層研究センターでは、幌延地圏環境研究所(H-RISE)との研究協力の一環として、研究成果の共有を目的とした研究交流会を平成16年度より実施しています。
 平成27年4月14日(火)に、第20回研究交流会を幌延深地層研究センター国際交流施設において開催しました。センターからは幌延地域に分布するメタンガスの起源および深度250m調査坑道における掘削損傷領域に関する研究成果の発表を行い、H-RISEからは地下微生物を活用した有機物のバイオメタン化に関する発表があり、意見交換を行いました。

写真1 研究交流会の様子

写真2 研究交流会の様子

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平成27年4月3日(金)更新

地下施設における地震観測

幌延深地層研究センターでは、地震による岩盤及び坑道の揺れを計測するために、地上の西立坑アクセスルームと、深度250m、350mの調査坑道に地震計を設置しています(図)。
 2015年1月3日の8時56分に幌延深地層研究センターの北西約20km、深さ10kmの地点で地震(気象庁による震度:幌延町 震度1、豊富町 震度2)が発生しました。この地震の揺れの程度(最大加速度)を地上と地下で比較すると、西立坑アクセスルームで観測した地表での揺れに対して、地下での揺れは半分から1/5程度でした。このことから、地下深部は地震による揺れが小さいことが分かります。

図 地震計設置位置と地震の加速度波形

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これまでにご紹介した調査研究の状況

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