令和4年1月14日(金)更新
「地下水の流れが非常に遅い領域を調査・評価する技術の高度化」の一環として、令和3年度は幌延町北進地区においてボーリング調査を実施しています(令和3年10月26日のプレスリリース、令和3年12月10日ホームページ掲載)。
令和3年12月17日から12月28日にかけて、岩石サンプル(コア)を採取するための掘削を行い、今年度計画していた深度200mまでの掘削が終了しました。掘削では、鋼管の先端に取り付けたビット(掘削刃、写真1)がボーリングマシン(写真2)の回転により周囲の地層を削り、鋼管の内部にはコアが採取されます。採取したコア(直径約8cm、写真3)は、割れ目の特徴の観察に使用するほか、岩石の間隙に含まれる地下水の化学組成や地下水年代に関する調査研究などに使用します。掘削終了後は、12月28日から12月30日にかけてボーリング孔に測定器を降ろして、比抵抗*1や温度などの地層の物性を測定しました。令和4年1月からは、ボーリング孔の孔壁を保護するための鋼管を挿入する作業を行っています。
*1 岩石の電気の通しにくさを表すもので、一般的には、岩石の間隙に含まれる地下水(間隙水)の塩濃度が高いほど電気を通し易い傾向があります。
写真1 ボーリング孔の掘削に使用するビット
ビットの刃先には、ダイヤモンドが埋め込まれています。
写真2 掘削に用いたボーリングマシン
写真3 採取したコア
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