プレスリリース

幌延深地層研究計画 令和3年度調査研究計画に基づくボーリング調査の実施について

令和3年10月26日
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
核燃料・バックエンド研究開発部門
幌延深地層研究センター

幌延深地層研究計画 令和3年度調査研究計画に基づくボーリング調査の実施について

幌延深地層研究センターは、幌延深地層研究計画 令和3年度調査研究計画に基づき、幌延町北進地区においてボーリング調査を下記のとおり実施しますので、お知らせいたします。

【目的】
令和2年度以降の幌延深地層研究計画の研究課題の一つである「地下水の流れが非常に遅い領域を調査・評価する技術の高度化」の一環として、物理探査とボーリング調査により地下水の流れが非常に遅いと推定される化石海水*1が存在する領域を調査・評価する技術の検証に取り組んでいます。令和3年度は、令和2年度に実施した物理探査のデータに基づく地下深部における化石海水の分布の推定結果および推定手法の妥当性を評価することを目的としてボーリング調査を行います。

【調査概要】
幌延町北進地区において、深さ200m程度まで直径10~20cm程度のボーリング孔を掘削し、ボーリング孔内の電気抵抗や温度などの特性に関する調査研究を行います。 また、岩石コアを採取し、割れ目の特徴の観察、岩石の化学分析、および岩石の間隙に含まれる地下水の化学組成や地下水年代に関する調査研究に使用します。

【作業期間】
令和3年11月上旬~令和4年2月下旬(予定)

【別添資料】
実施場所(PDF 246KB)

*1 地層の堆積時に地層中に取り込まれ非常に長い時間をかけて変質した古い海水のこと。

以上

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