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研究成果

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社会貢献

あらゆる方向のホットスポットの把握へ
- 全方位型の3次元放射線測定システム車 -

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課題

除染作業や廃炉作業を円滑に進めるためには、広いエリアでの放射性物質の分布把握が重要だが、これまでの測定方法では、放射線が飛んでくる方向が分からず、線量率の高い場所(ホットスポット)の探査に時間と労力が必要だった。

成果

放射性物質の分布を推定できるカメラを多数配置した測定車を開発。3次元で距離を測定できるセンサを統合することにより、ホットスポットの位置や放射性物質の広がりを短時間で3次元的に推定することが可能になった。

想定される活用例

あらゆる方向のホットスポットを素早く把握し、除染や廃炉作業における作業者の安全や被ばく低減に貢献。放射性物質の分布やその変動を迅速に可視化できる長所を活かし、今後、次世代型モニタリングカーとしての利活用を目指す。

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