━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014.6.27/No.329━
*今週のPick Up*
〔トピックス〕・・・福島原子力事故関連情報アーカイブを公開
〔プレスリリース〕・・・国際化の進展を裏方として支えています
〔報告会〕・・・J-PARC国際シンポジウム2014を開催
〔現場から〕・・・原子を見分ける播磨の“目”――SPring-8
【トピックス】
福島原子力事故関連情報アーカイブを公開
福島原子力事故関連のインターネット情報や学会発表情報を収集・整理しました
http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/ird/sanko/archive_koukai.html
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京都技術士会/日本技術士会近畿本部機械システム部会の方の見学会を開催しました
http://wwwapr.kansai.jaea.go.jp/topics-3059.html
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【プレスリリース】
原子力機構週報掲載(6月21日〜6月27日)
http://www.jaea.go.jp/02/press2014/p14062702/
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ウラン系強磁性超伝導体における新しいタイプの磁性現象の発見(お知らせ)
−磁性が共存する超伝導メカニズムの解明へ−
http://www.jaea.go.jp/02/press2014/p14062701/
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ITER用高性能超伝導導体が完成、米国への引き渡しを開始
−ITERの建設における重要な節目−
http://www.jaea.go.jp/02/press2014/p14062301/
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【報告会・シンポジウム】
J-PARC国際シンポジウム2014市民講座を開催(7月12日)
テーマは「宇宙の不思議を科学する」
http://j-parc.jp/symposium/event/int-symp2014.html
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第12回高校生シンポジウムを開催(8月8日)
テーマは「核融合エネルギー研究開発の最前線〜世界最先端を体感」
http://www.naka.jaea.go.jp/etc/news/yokoku/2014/0314symposium/0314symposium.html
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【イベント】
むつ科学技術館「開館記念科学技術イベント」を開催(7月13日)
http://www.jaea.go.jp/04/aomori/news/news-20140713.html
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【見学会】
瑞浪超深地層研究所、幌延深地層研究センターで見学会
参加無料ですので是非ご参加ください。
瑞浪 http://www.jaea.go.jp/04/tono/kengaku/kengaku_miu2.html
幌延 http://www.jaea.go.jp/04/horonobe/kengaku_sunday.html
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原子を見分ける播磨の“目”――SPring-8
我々の研究拠点、大型放射光施設SPring-8(スプリングエイト)は、黒田官兵衛のふるさと、兵庫県播磨地方にあります。SPring-8では、周長約1.4 kmの巨大な円形加速器の中を電子が1秒間に約20万回、何週間にもわたってまわり続け、レーザーの様に鋭い強力・高品質X線を安定供給しています。原子力機構はSPring-8に専用ビームラインを4本設置しており、これまで年間4‐5000時間に及ぶ運転時間をフル活用して研究開発活動やユーザー支援を行ってまいりました。今回はその膨大な研究事例の中から、最近の話題をご紹介いたします。
胡(Hu)博士研究員を中心とする我々の研究グループは、東北大学、カナダ・サイモンフレイザー大学等との国際的な研究協力により蛍光X線ホログラフィー法を利用し、世界で初めて、鉛系強誘電体Pb(Mg1/3Nb2/3)O3におけるNb(ニオブ)やPb(鉛)周りの局所的な3次元構造(原子配列)を可視化することに成功しました。これまで特定原子周りの3次元構造の可視化は難しかったため、今回これらの3次元構造がNb周り、Pb周りで区別してはっきりと見えたことに驚き、その構造がこれまでの予想に比べてはるかに複雑であることに、また、驚きました。この成果は世界初の常として、レフェリーと何度もやり合いましたが、投稿から半年かかってこの4月に原著論文として出版される運びとなりました。
鉛系強誘電体は環境・エネルギー分野で極めて有用な材料です。電気を貯める性質は電池として、また、小さい電圧をかけるだけで大きく変形する性質は超音波発生源などに利用され、社会生活に深く浸透しています。しかし、これらは鉛を含むため、廃棄による環境への流出、生態系への悪影響が懸念され、非鉛系材料の開発が急務となっています。そのため、特定原子周りの局所的構造の解明と機能の関係の解明が必要となっています。今回の成果は、鉛系強誘電体の解明と、それに続く非鉛系材料の開発に弾みがつくことが期待され、新聞記事として取り上げていただきました。
研究成果の詳細は原子力機構HPをご覧ください。
http://www.jaea.go.jp/02/press2014/p14042201/
さて、原子力を進める上で原子を見分ける“目”――すなわち観測手段、は極めて重要であり、原子力機構は前身の日本原子力研究所時代からそれらの整備と高度化に力を入れてきました。近年、それらの“目”は社会に存在する様々な課題――福島環境再生、核分裂生成物処理、環境・エネルギー問題など、の解決手段として、より一層その重要性が増してきていると感じています。
(量子ビーム応用研究センター・播磨地区)
http://wwwapr.kansai.jaea.go.jp/
最先端研究基盤JMTR及び関連施設を活用した研修; 2013年度
http://jolissrch-inter.tokai-sc.jaea.go.jp/search/servlet/search?5044134
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鉛エミッタを用いた自己出力型γ線検出器(SPGD)の開発
http://jolissrch-inter.tokai-sc.jaea.go.jp/search/servlet/search?5041595
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深度500m研究アクセス北坑道における先行ボーリング調査報告書(12MI27号孔,12MI33号孔)
http://jolissrch-inter.tokai-sc.jaea.go.jp/search/servlet/search?5042795
大学等への公開特別講座
原子力機構の研究者、技術者を大学、高専等に派遣します。
各種研修情報 http://nutec.jaea.go.jp/index.php
平成26年度「防災業務関係者のための放射線防護研修」を募集
http://www.jaea.go.jp/04/shien/training_j.html
採用情報 http://www.jaea.go.jp/saiyou/
調達情報 http://www.jaea.go.jp/for_company/supply/
原子力機構の研究開発成果が動画でご覧にいただけます。
http://www.jaea.go.jp/atomic_portal/jaea_channel/
原子力機構の様々な情報をお伝えします。
https://twitter.com/jaea_japan
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【発行】独立行政法人 日本原子力研究開発機構 広報部
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