原子力基本用語集
原子力基本用語集は、原子力や放射線に関する基本的な用語を解説しています。
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放射線(ほうしゃせん)
簡単に説明
放射線とは、高いエネルギーを持った粒子の流れや電磁波のことです。
詳しく説明
放射性物質から放出される粒子や電磁波のことを放射線といいます。
放射線の仲間には、粒子の流れであるアルファ(α)線、ベータ(β)線、中性子線などと、電磁波であるガンマ(γ)線、エックス(X)線があります。これらの放射線は、物を通り抜ける力(透過力)があり、種類によってその力は異なります。
例えば、アルファ(α)線は透過力が弱く、紙一枚で遮ることができます。透過力の強いガンマ(γ)線やエックス(X)線を遮るためには、鉛や鉄の厚い板が必要になります。放射線を遮ることを「遮へい」といいます。
また、放射線には電離作用と蛍光作用といった性質もあります。電離作用とは、放射線が物質を通過するときに、持っているエネルギーを原子や分子に与え、電子をはじき出す作用のことです。蛍光作用とは、放射線が物質に当たったときに、その物質から光を出させる作用のことです。