原子力基本用語集

原子力基本用語集は、原子力や放射線に関する基本的な用語を解説しています。

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廃止措置(はいしそち)

簡単に説明

廃止措置とは、役目を終えた原子力施設の解体撤去作業のことです。
原子炉に関しては一般的に廃炉と呼ばれています。

詳しく説明

原子力施設の利用終了後に行われる解体、撤去、汚染除去、廃棄物処理などの措置を廃止措置といいます。
原子力発電所の廃止措置では、運転中に使用した燃料を搬出するとともに、配管内などに付着している放射性物質の除去や放射性物質の量を減少させるため安全に貯蔵するなどして、放射線に関する規制を遵守しながら、施設の解体を進めます。廃止措置は30年程度の長期にわたります。この期間の中で、使用済燃料の取り出し、施設の解体、核燃料物質の譲渡し、核燃料物質による汚染の除去、核燃料物質によって汚染された物の廃棄を行っていきます。