原子力基本用語集

原子力基本用語集は、原子力や放射線に関する基本的な用語を解説しています。

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クリアランスレベル(くりあらんすれべる)

簡単に説明

クリアランスレベルとは、放射性物質として扱う必要がないと判断するための基準のことです。

詳しく説明

クリアランスレベルとは、廃棄物のうち放射能レベルが極めて低く、人の健康に対する影響を無視できるレベル(年間0.01ミリシーベルト(mSv))であるものを指します。
そのレベルは、自然界の放射線から受ける放射線量(日本平均で年間約2.1ミリシーベルト(mSv))の100分の1以下に相当します。
クリアランスレベル以下の廃棄物のうち、国による確認を受けたものについては、放射性廃棄物として扱う必要がありません。つまり産業廃棄物として、再利用や処分ができる制度が設けられています。この制度をクリアランス制度といいます。