原子力基本用語集

原子力基本用語集は、原子力や放射線に関する基本的な用語を解説しています。

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加圧水型炉(PWR)(かあつすいがたろ)

簡単に説明

加圧水型炉(PWR)とは、軽水炉のうち、原子炉内の圧力を高めて原子炉内の冷却水を沸騰させない炉型のことです。

詳しく説明

加圧水型炉(PWR)は軽水炉の一種で、原子炉で発生する熱を取り出す1次系と、その熱から作られた蒸気の力でタービンを回す2次系と呼ばれる2つの水の流れがあります。1次系には約160気圧の圧力をかけて、高温の1次冷却水が沸騰しないようにし、この熱を蒸気発生器に通して2次系の水に伝え、蒸気を作ってタービンを回して発電します。1次系と2次系が分離されているので、タービンを通る2次系の蒸気には、放射性物質を含まない点が特徴です。