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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2013.7.26／No.283 ━━━

〔現場から〕埋設施設設置に関する検討状況について（埋設事業推進センター）

〔東日本大震災発生に伴う対応状況〕

〔お知らせ、採用情報、調達情報〕

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埋設施設設置に関する検討状況について

埋設事業推進センターでは、「埋設処分業務の実施に関する計画（以下「実施計画」という。）」（平成24年3月28日変更認可）に基づき、研究施設等廃棄物の埋設処分事業を推進しています。実施計画には、埋設施設の設置に関する事項として「立地基準と立地手順の策定」の記載があり、埋設施設を立地する地点の選定については、手続きの透明性を確保し、公正な選定を行うことを基本としています。このため、原子力機構は、埋設施設に係る概念設計の結果等に基づいて得られる技術的及び経済的な根拠等をもとに、今後の原子力を取り巻く社会情勢等も踏まえながら、国と一体となって埋設施設の立地のために必要な活動に取り組めるよう立地基準及び立地手順の策定作業を着実に進めております。この策定に当たっては、客観性を確保するため平成22年度に設置した外部有識者等からなる「埋設施設設置に関する技術専門委員会（以下「技術専門委員会」という。）」において、立地基準及び立地手順の技術的事項に係る審議・検討を行っているところです。
　技術専門委員会では、基本方針^※1及び実施計画で述べられている基本的考え方に基づき、「安全の確保」、「事業の透明性及び信頼の確保」、「国民の理解と地域との共生」、「合理的な処分の実施」などの観点に十分留意し、埋設施設の概念設計及び国内外の類似事例を参考としながら、埋設施設の立地基準と立地手順に関する事項についての技術的検討を行ってきました。技術専門委員会としては、本年4月2日に開催した第6回委員会をもって、立地選定に向けた技術的観点における議論がほぼ終了したものとし、次回の委員会において、これまでの検討結果を総括的に取りまとめる予定です。第1回技術専門委員会が平成22年8月に開催されて以降、東日本大震災の影響により約1年間開催が延期され、かつ東京電力福島第一原子力発電所の事故による原子力を取り巻く社会情勢等の変化を考慮した追加検討を行ったことから、議論終了までに時間がかかりました。^※2

　今後、技術専門委員会において取りまとめられる報告書を踏まえて、原子力機構として立地基準及び立地手順を策定し、立地基準と立地手順を記載した実施計画の変更申請を行います。実施計画の変更認可後は、原子力を取り巻く社会情勢等も踏まえながら、埋設施設立地場所の選定に向けた活動を開始し、埋設事業を進めて参ります。

※1　基本方針：「埋設処分業務の実施に関する基本方針」（平成20年12月25日文部科学大臣・経済産業大臣決定）
※2　「埋設施設設置に関する技術専門委員会」の第1回から第6回までの資料は、原子力機構HPに公開されています。
　　　（参照URL： http://www.jaea.go.jp/04/maisetsu/index.html ）

（埋設事業推進センター）