独立行政法人日本原子力研究開発機構：JAEAメールマガジン　No.277

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東京電力福島第一原子力発電所事故のR&Dに貢献するJAEA図書館

このJAEAメールマガジンで毎回更新される〔東日本大震災発生に伴う対応状況〕のなかで、「3.11原子力事故参考文献情報」についてお知らせしていることをご存知ですか？これは我が国随一の原子力専門図書館であるJAEA図書館（研究技術情報部）が東京電力福島第一原子力発電所事故に係る研究開発を支援するため、事故直後から参考文献を収集するとともに、平成23年4月より「3.11原子力事故参考文献情報サイト」を立ち上げ、JAEA図書館ホームページから情報発信しているものです。本サイトは「原子力機構の研究成果リスト」、「関連文献リスト」、「関連リンク集」など保有する文献データベースから抽出した学術情報など約1万7千件（6月現在）で構成され、日本語版と英語版を毎月更新し発信しています。さらに今年からは、サイトコンテンツを段階的に拡充するため、公的機関（国、自治体、独法等の研究機関、大学、東電等）が発信するインターネット情報（プラントデータ、モニタリングデータ、除染活動状況等）、学協会やワークショップなどにおける口頭発表情報を収集、整理、発信する準備に取組んでいるところです。
　 JAEAの研究開発成果は学術誌への論文投稿、学協会等での口頭発表、JAEA刊行の研究開発報告書類など年間4千件以上ありますが、これまでに公表された研究開発成果（約8万件）は、成果管理データベース（JOPSS）から検索利用できます。JOPSSには、東京電力福島第一原子力発電所事故に関する最新の研究開発成果のほか、米国スリーマイル島原発事故や放射性核種の環境移行など旧法人時代の成果も収録されています。研究開発報告書類については全文（PDF形式）を閲覧できます。また、関連文献のうちJAEA図書館が所蔵するものは目録情報データベース（OPAC）で検索でき、文献写申込により入手可能です。
　これらJAEA図書館がインターネットを通じて提供している情報には、国内外から毎月400万回以上のアクセスがあります。

　 JAEA図書館は東日本大震災により、建屋の一部が損壊するなど甚大な影響を被りました。昨年度までに耐震補強工事は終了しましたが、今後より一層の安全性と利便性を向上させるため、今年度後半から建屋内の改修工事を予定しています。工事期間中も、これら学術情報の発信を継続しますが、文献複写対応など一部サービスは制限することがあります。ご不便をおかけしますが、できる限りサービス維持に努めて参りますのでご了承ください。

　今回ご紹介しましたJAEA図書館の活動や利用につきましては、随時説明会を開催しております。詳細はJAEA図書館までお気軽にお問い合わせください。

3.11原子力事故参考文献情報

http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/ird/sanko/fukushima_sanko-top.html

JAEA図書館

http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/ird/index.html

JOPSS

http://jolissrch-inter.tokai-sc.jaea.go.jp/search/servlet/interSearch

OPAC

http://library-documents.jaea.go.jp/opac/br_search.asp

お問い合わせ窓口

ird-support@jaea.go.jp

（研究技術情報部）